アブラギリ (油桐)
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  きょうどりょうり           あき  さいじ   つく            ず し     あ
 郷土料理の一つに、秋の祭時に作られる「なれ寿司」が挙げられます。
  み ぢ         しょくぶつ は  つか      すしめし   しおます  き   み  つつ   かる  お       いっちゅうや
 身近かにある植物の葉を使って、寿司飯と塩鱒の切り身を包み、軽く圧しをして一昼夜
     しおます  ぐ  すめし    な                                      まつり  すし
おくと、塩鱒の具と酢飯が熟れてとてもおいしくなってきます。これが「祭の寿司」です。
 なるか ちく        おお      どく      す    へんしょく                  は  つつ   しおます      すし
 鳴鹿地区では、大きくて毒がなく酢にも変色しないアブラギリの葉で包み「塩鱒のなれ寿
    つく
司」を作るのです。
         み     りょうしつ あぶら  と            あぶらぎ     い            み    あぶら
アブラギリは実から良質の油が取れることで「油木」とも云われ、その実から油をたくさん
しぼ  と                      き   みき    こうきゅうしっき   けんまよう   もくたん  つく
絞り取りました。 また、この木の幹から高級漆器の研磨用の木炭を作ることもあります。
   
アブラギリの木