岡田淵 (上久米田地区)
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 なるかがわ ぶんりゅう ひがしふたつや      おおかわ ま       はなし
 鳴鹿川の分流で、東二ツ屋の東の方で大川が曲がった所の話です。
むかし くめだ            わか よめ             はた お            のり わる
 昔、久米田におかたという若い嫁がいました。いつも機を織っていましたが、糊が悪いの
いと  き         お          しゅうとめ       し         き  なや (なや)
か糸 が切れてうまく織れないので、姑(おばあさん)に叱られたのを気に病み(悩んで)、
  ふち  みな       し
この淵に身投げをして死んでしまいました。
    すこ かりゅう   はたおりいし      ふきん                はた  お おと
 この少し下流には「機織り石」があり、付近では「コロコロチャン」と機を織る音がしたと
つた
伝えられています。 
糊・・・ここでは糸を丈夫にし、機で布を織りやすくするために糸に付けた糊
<越前丸岡の民話と伝説>