鳴鹿っ子ダイアリー  2005年12月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
12月1日(木)
 今日は,学校集会がおこなわれました。校長先生から,児童の皆さんに二つのお話がありました。まず一つは,二学期のまとめの月になったということです。特に学習面でのがんばりについてをお話しました。もう一つは,登下校での安全についてです。朝の登校では,地区ごとの班長さんを中心に,安全に気をつけて集団登校をおこなうように。また,下校はできるだけお友達といっしょに帰るようにすることをお話しました。また,毎日皆さんのために頑張ってくださる,鳴鹿地区の見守り隊ボランティアの方へのねぎらいのお話もありました。子どもたちが安全・安心してすごせる地域環境を作っていきたいものですね。


12月2日(金)
 今日は毎学期恒例の大掃除・ワックスがけの日です。午後から全校児童と教職員が一丸となって,普通教室や保健室などの清掃活動に励みました。年末も近づいたとあって,床の汚れ落としはもとより,ロッカーの中やふだん手の届かない高いところなども念入りにきれいにしました。約40分ほどでぴかぴかに磨き上げられた教室は,児童の下校後に職員の手によって丹念にワックスがかけられました。今月の生活目標は「物を大切にしよう」です。みんなできれいにした教室を,いつまでもきれいなままで大切に使っていきたいですね。


12月5日(月)
 今年一番の寒気が入り,外はすっかり雪化粧してしまいました。鳴鹿地区でも5〜10cmほどの積雪となり,今朝は雪が積もってびっくりした人も多かったことでしょう。
 さて本来ならば,今日の鳴鹿っ子タイムは児童集会だったのですが,たくさんの表彰があったので,特別に表彰式も行いました。今日の表彰のお題目は,『ごはんお米と私 作文・図画コンクール』,『県歯科医師会保健大会図画ポスター・習字・お絵かきコンクール』,『子ども会広報活動コンクール(壁新聞)』です
中でも特にすごかったのは,『子ども会広報活動コンクール』についての表彰です
今年も,ほとんどの地区の作品が,賞を総ナメにしてくれました金賞だけでもごらんの通りです(左下の写真をご覧ください。)
 また,その後の児童集会では,募金のお礼と,集まったお金の使い道についての発表がありました。「集まったお金も,困っている人のために使われて幸せだと思います。」という,児童会長の言葉通り,とても有意義なお金の使い方ができたと思います。みなさま,温かい愛の手をありがとうございました


12月6日(火)
 
今日は、4年生の総合学習として、鳴鹿幼保園へ交流に出かけました。2,3歳から5歳児までのたくさんのかわいいお友達が出迎えてくれました。学校で準備していった歌やリコーダーの発表のあと、6つのコーナーに分かれて、それぞれ楽しく遊ぶことができました。紙芝居コーナー(2カ所)、折り紙コーナー、絵描き歌コーナー、なぞなぞコーナー、昔あそびコーナーなど、4年生なりに一生懸命小さい子たちのお世話をする姿は、教室では見ることのない、ほほえましく、頼もしく感じる場面でした。帰りには、幼保園のほうからのおもてなしとして、「たこやき」をごちそうになり、みんな大満足。この交流で、さらに思いやりが育ってくれることを願っています。
 →「学年 4年まほろば学習」のページへ
   

12月7日(水)
 
3年生は社会科で「工場の仕事」について学習をしています。その学習に関連して,食べ物を作る工場として「かまぼこ工場」を見学しました。身近な食品であるかまぼこ・ちくわ・はんぺんなどがどのような工程で作られているか,原料はどこから来るか,働いている人たちが気をつけていることや工夫していることが今回の見学でよく分かりました。「毎日,同じ物を作る」ことの大切さ,安全で安心な食品を作る大切さを学びました。安田蒲鉾のみなさんお世話になりありがとうございました。




12月8日(木)
 まほろば学習(総合的な学習の時間)で5年生が取り組んできたバケツ稲づくり。今日はその総まとめとして,自分たちで作った米を味わいながら学習をふり返る”収穫感謝祭”が行われました。10月に収穫したバケツ稲のお米(日本晴)は,その後も脱穀・もみすり・精米という意外に根気のいる作業を続け,いよいよ今日それをおにぎりとして味わう日がやってきました。収穫できたお米は約800g。あまり多くはありませんが,そのお米と店頭で販売されているコシヒカリとを並行して炊き,2種類のおにぎりを作ろうというものです。家庭科の調理実習の経験も生かして,今回は焦げることもなく上手に炊きあげ,ピンポン球くらいの大きさではありますが,おにぎりに仕立てました。
 6限目の収穫感謝祭は,米作り体験で日頃お世話になっている農家の前田さんや,研究授業として参観する先生方も”ゲスト”として招いて行われました。早速あつあつのおにぎりを試食。自分たちのお米は白米といえるほどではありませんが,胚芽の残った”健康的”なごはんとなり,これまで手をかけて作ってきたお米とあって,とてもおいしくいただけました。前田さんや先生方からもとってもおいしかったという感想をいただきました。次にこのお米がどのように作られてきたかを紹介する発表会が行われました。5月以来取り組んできた様々な体験と感想を,これまた自分たちで作ったプレゼンテーション画面や観察ノート記録と合わせながら,一人ひとり堂々と発表することができました。このすばらしい発表ぶりに,前田さんや校長先生,そして低中学年の担任だった先生方も,とても成長したものだと感心していました。前田さんにもコメントを頂き,おにぎりがとてもおいしかったことや,今後のための大事なアドバイスも頂きました。バケツ稲づくりは5月からの長丁場でしたが,今日はその”達成感””喜び”にあふれた一日でした。お世話になった皆様,本当にありがとうございました。
12月9日(金)
 めっきり寒くなりましたね。今日も,朝から雨降りの1日です…。そんなわけで,今日のパワーアップタイムは,体育館で縄跳びを行いましたステージの上で,パワフル(体育)委員会が模範を示す中,みんなも音楽に合わせながら張り切って縄跳びに汗を流しました。先生たちも一緒になって縄跳びをするのですが,なかなか昔のようには跳ぶことができません…。しかし,「まだまだ負けられないわよ」とばかりに,先生たちも()汗を流しながらがんばっていますみなさんも,どんどん難しい技に挑戦していきましょうね





12月11日(日)
 5年生の親子のつどい「親子もちつき教室」が鳴鹿ふるさと会館で行われました。今日はどろんこ教室の田植えや稲刈りなどでの頑張りとひきかえにいただいたもち米を使って,うすときねでもちをつきました。愛育会学級委員とそのご家族の皆様には,前日からの仕込み,そして今日も早朝からの準備や指導など大変でしたが,おかげさまでとても楽しく有意義なもちつき大会ができました。本当にありがとうございました。
 本番は9時30分から始まりました。お母さん,お父さん,おじいちゃん,おばあちゃん,弟さん,妹さん…家族連れでにぎにぎしく集い,大いに盛り上がっていました。中には見事な”名人芸”を披露するお父さんも。そして子どもたちも小型のきねを持って順番にもちつきに挑戦。最初は20回もつけばへとへと…でしたが,だんだんと慣れて楽しそうに何度も挑戦する姿が見られました。そして一人で一うすをついてしまう人までいました。大人でもなかなかできないのに,これはすごいですね。
 つきあがったもちは,まずお持ち帰り用に丸もちを,そしてその場で食べるつきたてのおもちも用意しました。おろし,安倍川,磯辺巻き,ぜんざい,豚汁,…と多彩に。自分たちでついたつきたてのおもちは,とにかくおいしかったです。手足も腰も疲れましたが,おみやげを手にみんな大満足の顔で幕を閉じました。
 →行事紹介「5年生親子のつどい」
12月12日(月)
 11日から年末の交通安全県民運動が始まり,今日はその最初の平日ということで,朝は各所で交通安全街頭指導が行われました。ここ新鳴鹿の交差点でも交通安全協会や子ども見守り隊の方々,先生方が街頭に立ち,さらには町長さんも視察に訪れ児童のみなさんの安全な登下校を見守ってくださいました。全国で児童を狙った事件が多発する中,地域の多くの人たちが児童の安全確保に努めて下さっていることを改めて感じます。また今夜からは大雪が予想されるとのことで,これからは雪道の交通安全にも十分に気をつけてください。
 今日は学校集会が行われました。2学期も終わりに近づいていますが,校長先生からはあいさつや姿勢などみなさんの成長ぶりについてお褒めの言葉がありました。終業式まであと10日ほどとなりましたが,2学期のまとめをしっかり行いましょう。
 →児童生徒の安全確保と安全管理についてのお願い(丸岡町教育委員会)
12月13日(火)
 昨夜からの降雪で鳴鹿地区は一面雪景色になりました。小学校グラウンドもご覧の通り真っ白です。今日の業間「鳴鹿っ子タイム」はクラスタイムです。6年生の児童が,誰にも踏まれていない真っ白な雪のじゅうたんにわれ先に飛び出しました。すぐに,男女仲良く雪合戦が始まりました。今年は,6年生にとっては小学校最後の冬になってしましました。皆さん本当に仲の良い素晴らしい学級になりました。卒業までの大切な日々を,大切な友達との友情を育んで下さいね。


12月14日(水)
 日本列島に強い寒気が流れ込んでいます。福井市の積雪は約40cmに達し,県内では大雪によるJRや高速道路などの交通障害が相次いでいました。鳴鹿地区も例外ではなく,早朝は通学路の除雪態勢が追いつかないほどでした。それでも下校に向けて保護者や地区の方々が通学路の除雪に協力してくださったり,交差点での安全を確保してくださったりしました。一部では下校時のお迎えもいただきました。お忙しい中,本当にありがとうございました。学校の方でも,全学年が5限目をもって授業を打ち切り,各地区ごとに教職員の引率のもと集団下校を行いました。教職員は雪道の危険箇所や除雪状況を確認しながらの引率を行いました。
 この寒波は,明日15日朝にかけても続き,平野部の多いところでは30cmの降雪が予想されています。そこで
明日の登校時刻・始業時間を遅らせることとしました。具体的には登校完了を午前9時とし,2限目から授業を始めます。通常は8時登校完了なので,各地区では集合時間を1時間(60分)遅らせ,集団登校を行ってください。また今後の降雪状況により,15日も予定時刻よりも早く下校させたり,集団下校になったりすることもあります。あらかじめご承知おき下さい。
 →福井地方気象台  →気象庁 
12月15日(木)
 数日来の大雪は,今日はひとまず峠を越したようです。鳴鹿小学校のグラウンドはご覧のように約50cmの積雪にすっぽり埋もれてしまいました。昨日の福井県地方は終日交通がマヒし,除雪中に亡くなられた方も多くいらっしゃるということで本当に大変な状態でした。今日は当校も始業時間を約1時間遅らせました。今後も雪道には十分注意して登下校してください。
 今日の業間には,
お話会がおこなわれました。「福井おはなしの会」の小林先生や「菜の花文庫」の杤谷先生をはじめ,各クラスに一人ずつ語り手の先生が来られました。写真はお話が始まる前の様子ですが,このあとろうそくの灯の中,静かな落ち着いた雰囲気の中で語り手によるお話の朗読が始まりました。くわしいことはここには書きませんが,子どもたちもそれぞれに想像の世界を楽しむことができたようです。おしまい…




12月16日(金)
 九頭竜川下流地区地域用水対策協議会(鳴鹿大堰右岸,東二ツ屋)による「子どもワークショップ」授業が,5年生対象に行われました。このワークショップは昨年の4年生時に続くもので,昨年は9月にパイプラインの模型実験や用排水施設の見学,高椋用水路の観察が行われました。今回は当時の実践をふり返り,鳴鹿大堰をはじめ十郷用水や高椋用水,新江用水など地元をうるおす用水路について過去や現在の様子,そしてパイプライン化された未来の姿について考え,壁新聞にまとめていこうというものです。
 まず福井県坂井農林総合事務所の牧野公昭氏の指導で,これまでのワークショップ活動をプレゼンテーションでふり返りました。子どもたちは「あんなこともあったなあ」「なつかしい」と当時の様子を思い出しました。続いて,元鳴鹿小学校校長の田中義信氏から,昔の鳴鹿大堰や用水についてお話をいただきました。今日も真冬並みの寒さでしたが,昔の鳴鹿堰所は真冬の水の少ないときに,みんなふんどしで川に入り越中三叉を組んでいたという話から入り,用水の改良の歴史など興味深いお話を聞かせていただきました。そして壁新聞を作るに当たって,福井新聞社読者センターの笈田信幸氏から,壁新聞づくりのポイントについて指導していただきました。本格的な新聞づくりは年明けから始まりますが,5年生は国語の単元「工夫して発信しよう」,社会の単元「わたしたちの生活と情報」を学習しており,企画会議や編集などの手順,読みやすさやわかりやすさを求めることの大切さなどをずばり教えて下さいました。壁新聞はもともと鳴鹿小学校の”お家芸”でもあるので,どんな仕上がりになるか楽しみです。



12月19日(月)
 日本列島を襲った大寒波が明け,今週がスタートしました。今日は平常通りのスタートでしたが,先生方は登校前から児童玄関先や通学路の交差点などの除雪に追われました。鳴鹿小学校の積雪も60cmを越えているようです。児童玄関横に積み上げられた雪山は体育館玄関の高さを超え,大雪のすごさを物語っています。
 さて今日は,2学期最後の児童集会です
今日は,わくわく集会として,全校で恒例の『じゃんけん列車』を行いました。児童会役員+執行委員のメンバーでゲームの説明をした後に,早速スタートじゃんけんばかりは,学年が大きくても小さくても力の差がありませんねぇ…。最後まで先頭に残った4名の児童には,会長からのインタビューもありましたよ外は相変わらずの大雪でしたが,体育館の中は子どもたちの熱気でムンムンでした雪に負けない鳴鹿っ子たち…登下校も列車みたいに1列でお願いしますね〜

12月20日(火)
 鳴鹿小学校では昨年度より「サケの里親」として,発眼卵より稚魚放流までの飼育活動にチャレンジしてます。この「サケの里親」事業は,地元の九頭竜川資料館「わくわくRiver CAN」のご協力をいただき取り組んでいます。今年は,資料館でサケの捕獲・採卵・受精の体験をすることができました。また,科学クラブでは,永平寺川にそ上する様子をビデオで録画することもできました。
 写真左は,「ふ化したサケ」です。サケは,受精後,積算温度400℃でふ化します。(
積算温度:毎日の水そうの水温の平均をたした,合計の温度) 今日までに20匹ぐらいのかわいい稚魚が水槽の底にじっとしています。毎日,放課後になると科学クラブの皆さんが観察記録をしています。



12月21日(水)
 2学期もあと2日で冬休みですね。今日の日程は,午前中3時間の授業を行い,給食,帰りの会で12時45分に一斉下校になりました。午後1時からは,第2学期の学習の様子をお知らせする保護者会(個人懇談会)が行われました。
 さて,クリスマスには少し早いですが,6年生がケーキ作りにチャレンジしました。4つのグループでいろいろな材料を用意して,土台のスポンジケーキに飾り付けていきました。生クリームを作るのも手慣れたものです。1時間ぐらいでできあがり,後はお待ちかねの試食タイムです。どのケーキも見事なできばえで将来はきっとケーキ屋さんですかね・・・。
 6年生の楽しい学校生活の一場面をご紹介しました。



12月22日(木)
 長かったようで短かった2学期も今日で終わりました。今日は地区子ども会,大掃除,そして午後に第2学期終業式が行われました。昨日は保護者会が行われ,保護者一人ひとりに通知表が手渡され,最近のお子さんの学校や家庭の様子について話し合いました。2学期には様々な学習や行事がありましたが,それらを通してのお子様の成長ぶりをよく認めてあげたり,足りなかったところを補えるように励ましてあげたりして頂けると幸いです。
 明日からは楽しい冬休みが始まりますが,この時期やはり心配なのは,不審者の出没,そして交通事故や雪による事故です。地区子ども会では,2学期の集団登校を反省し,冬休みの安全な過ごし方について確認しました。終業式でも2学期の成果をふり返るとともに,冬休みの安全な過ごし方に関する話がありました。そして今日も荒れた天候のため,一斉の集団下校が行われました。
 繰り返すようですが,18日間の休みの間事故や事件に巻き込まれないよう,遊びに行く時も防犯ブザーを携帯し,交通事故には十分注意して,楽しい冬休みを過ごしてください。



12月24日(土)
 今日はクリスマスイブ。鳴鹿公民館・鳴鹿地区青少年健全育成会議が主催する恒例のクリスマスコンサートが夕方に鳴鹿ふるさと会館で行われました。演奏は福井大学医学部管弦楽団(福井大学医学部と県立大学の合同サークル),福井大学フィルハーモーニー管弦楽団(福井大学教育地域科学部と工学部によるサークル),および福井大学医学部・グリーンエコー合唱団よるものです。大雪で足下の悪い中でしたが,鳴鹿公民館のワンパククラブをはじめ児童や親子が多く集まって,にぎやかに行われました。曲はモーツァルト作曲「交響曲40番より1楽章」,ロジャース作曲の「サウンド・オブ・ミュージック・メドレー」,ベートーベン作曲の「交響曲第九4楽章 喜びの歌」など。楽器の直接触れることのできる「ふれあいの時間」や指揮者体験などもあって,子どもたちににとっても楽しい体験ができました。