鳴鹿っ子ダイアリー  2007年夏休み
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
※夏休み号は不定期更新です。ご了承下さい。
7月21日(土)
 今日は,
4年生親子のつどいとして毎年恒例になりました星を見る会−月と星の観察会−が行われました。今の時期は,金星,木星,土星の3つの惑星と,月を同時に見ることができるとあって,今年は7月20日・21日(予備日)に計画しました。しかしながら,両日ともにあいにくの天気になってしまい,天体観測はできなくなりました。そこで今日は体育館でプレゼンテーションやプラネタリウムによる天体説明会が行われました。
 本日の講師として,福井県教育研究所より佐島先生,長谷川先生,横山先生,そして福井県立丸岡高校より上山先生の4名の講師の先生をお招きしました。教頭先生のお話や,4名の講師の先生方の紹介の後,2班に分かれての活動が始まりました。プレゼンテーションでは,星座の知識に関するクイズや,今日見えるはずだった月や惑星,「夏の大三角」など夏の星空の様子について説明していただきました。また直径約3mの簡易プラネタリウムを用意していただき,太陽や月の動きや,夏の星座などについて説明していただきました。実際を見ることができなくても,天体の神秘に酔いしれることができたのではないでしょうか。
 約1時間のバーチャル天体ショーでしたが,親子でとても有意義な時間を持てたのではないかと思います。講師の先生の皆様,そして参加してくださった保護者のみなさん,ありがとうございました。来週には梅雨明けが予想されます。ぜひ自分で惑星や「夏の大三角」などを見つけて観察してください。
 →行事紹介「4年生親子のつどい」
7月22日(日)
 今日は早朝より本校グラウンドで,
第3回鳴鹿地区ラジオ体操推進運動が行われました。鳴鹿地区青少年健全育成会議の主催で昨年より始まったもので,鳴鹿地区の子どもから大人までが一同に会し,健康増進及び地域のコミュニケーションを図る恒例行事にしようと,今年も実施されました。
 小雨まじりの早朝にもかかわらず,各地区から大勢の方々が徒歩や自転車で集まりました。青少年健全育成会議の前田様からのあいさつのあと,6時30分からのNHKラジオの放送に合わせてラジオ体操が始まりました。6年生は前に出て,さらに体育正副委員長は壇の上で模範演技を行い,見事なお手本を示してくれました。集まった大勢の地区民は,老若男女問わず軽やかに体を動かし,どんよりとした梅雨空を吹き飛ばすかのように,みんなさわやかな汗を流していました。
7月24日(火)
 夏休み4日目,北陸地方の梅雨明けはまだ発表されていませんが,近畿地方の梅雨明けが発表されたようです。近畿地方に近い今日の福井県地方は,午後になって日射しが強くなり,梅雨明けを思わせるような天気になり,ようやく夏本番といったところでしょうか。
 午後のまほろばプール開放も2日目です。水泳学習会(5年生)を行った午前中は,昨日・今日ともに水温は低めでしたが,プール開放の時間にはコンディションも良くなり,約80名の子どもたちでにぎわっていました。開放開始の1時30分になると同時に,プールに設置された滑り台に行列ができるなど,少々肌寒いながらもプール開放を待ちわびていた子どもたちの歓声が上がっていました。保護者のみなさんも連日監視当番についてくださり,ありがとうございます。今年の夏も無事故で楽しいプール開放にしていきたいものです。
7月25日(水)
 今,丸岡青年会議所の次世代育成委員会が主催している事業「ボトルキャップで思い出づくり」が平章小学校を制作会場に行われており,丸岡地区の6年生がその制作に参加しております。これは,子どもたちで何か日本記録に挑戦して夏休みの思い出にしようと企画されたものです。本校の6年生も,今週の月曜日から金曜日のうちの参加できる日に集まって,バス送迎にて平章小学校まで制作に通っています。他校の児童も参加して作る作品は,36万個のペットボトルキャップを使って制作する,18m四方にも及ぶ丸岡城の絵です(モデルは昨年度発行されたふるさと切手「丸岡城」だそうです)。これまでギネスブックに登録されたペットボトルキャップの絵は約15万個だそうで,その2倍以上となる世界最大の絵に挑戦しているわけです。制作は1.8m×0.9mの板を単位に行われますが,それでも1枚あたり1800個のキャップ,所要時間も3人で約2時間必要です。また36万個に及ぶキャップも,それぞれの家庭や親戚の人たちなどの協力を得て集めたそうです。
 この絵が組み立てられ,世界新記録の夢が実現するのは28日(土)の予定です。そして29日(日)の9時から13時には,丸岡体育館にて展示が行われます。
 →丸岡青年会議所
 →ふるさと切手「一筆啓上・丸岡城」(日本郵政公社のページ)
7月26日(木)
 今日から5年生が
「リ−ダー研修会」として,1泊2日に日程で芦原青年の家に出かけました。この「リーダー研修会」は,自然に親しみ,体を鍛える,いわゆる「自然教室」でもありますが,それに加え,集団宿泊生活を通して社会性を養い,学校や地域におけるリーダーとしての必要な態度を養うことも目的としています。
 今日は出発式のあと,10時30分よりバスで芦原青年の家に向かいました。ただ残念なのが,梅雨前線の影響で天候がぐずついていることです。今日は主にカヌー体験,野外炊飯(カレーライスづくり),レクリエーションが行われ,明日はパン焼きやオリエンテーリングが予定されていますが,一部の予定変更も余儀なくされそうです。それでも5年生の子どもたちは,とてもわくわくして,朝も期待に胸を膨らませて元気に出発しました。たくさんの保護者の皆さまにも見送りをしていただき,ありがとうございました。
 →行事紹介「5年生リーダー研修会」
7月27日(金)
 1泊2日の5年生
「リ−ダー研修会」から帰ってまいりました。今日のダイアリーでは2日間の様子をダイジェストで紹介します。
 さて,昨日朝は豪雨の中での出発でした。今日はカヌー体験や野外炊飯などできるはずがない。福井県立芦原青年の家に到着する頃までは,誰もがそんな思いでした。ところがカヌー体験が行われる午後には雨は完全に止み,それ以降,何とすべて予定通りの計画が実行できてしまったのでした。昨日はカヌー体験につづき,野外炊飯(カレーライス作り),夜のレクリエーション,今日は棒巻きパン焼き体験,オリエンテーリングなどです。詳しくは,近日中に「行事紹介」で特集を組みますので,どうぞお楽しみに。
 ところでこの「リーダー研修会」を通して,5年生の子どもたちは何を得ることができたでしょう。帰校式の時にも少しだけお話ししましたが(さすがにみんな疲れ切っていたので,長話ができませんでしたが・・・),担任として素晴らしいなと思ったことは,例えば次の通りです。
 @何事にもあきらめず,ねばり強く取り組んだこと。最初は不慣れだったカヌーを一生懸命にこいで友達や指導の先生方に追いつこうとしたり,オリエンテーリングでは少しでも高得点を目指そうと問題を必死に探して解いたことなどです。
 A活動に見通しをもって,進んで取り組んだこと。次の行動や準備物を自分で確認して,「5分前集合」に心がけることができたり,例えばシーツを敷くことなど必要な行動を,指示される前に取り組んだりしたことです。
 B自分に割り当てられた仕事だけでなく,自ら仕事を求めて積極的に行動したこと。カヌーの出し入れや野外炊飯,清掃などで進んで仕事を見つけ,係分担や男女間を越えて,大変な仕事にも協力して取り組んだことです。
 これらはめざす鳴鹿っ子像「たくましい子」「すすんで学ぶ子」「思いやりのある子」に見事に直結しています。5年生は4年生の時に「合宿通学」という貴重な経験も積んでおり,その経験が今回の「リーダー研修会」で生かされたこともあるでしょう。しかし,たった1泊2日のリーダー研修会でこれだけの更なる成長ぶりが見られたのですから,大したものです。昨日今日の天気の回復ぶりも,まるで子どもたちの成長ぶりを象徴するかのようで,善い行いにきっと天気も味方してくれたのでしょう。今日の帰校の際にもたくさんのお家の方がお迎えにきてくださいましたが,きっと一段とたくましくなった子どもたちの姿を見て取ることができたことでしょう。関係者のみなさん,ありがとうございました。
 →行事紹介「5年生リーダー研修会」
7月31日(火)
 嶺北消防組合主催の
少年消防クラブ合同交歓会が,鳴鹿小学校近くの福井県総合グリーンセンターを会場に行われました。管内(坂井市・あわら市)の各小学校から5年生代表児童約250名が参加しました。鳴鹿小学校は地元での開催とあって,5年生のほぼ全員が参加しました。
 9時からの開会式のあと,会場に福井県防災ヘリが飛来し,吊り上げ訓練を見学しました。着陸の後に写真撮影や見学会が行われ,子どもたちは装備やエンジンなどについて航空隊員に積極的に質問していました。体験学習では@救助工作車や資器材の見学,A火災の危険がある箇所についての消防クイズ,Bロープ結索訓練(小綱の結び方について),Cはしご車見学(代表児童が実際にはしご車のバスケットに乗って訓練),D放水訓練(実際のホースで標的に向かって放水),Eロープ渡過訓練(上空2mに張られた8mのロープでチロリアン渡過)のメニューがありました。全員が全部体験できたわけではありませんでしたが,他校の友達とも協力して真剣に”訓練”に取り組んでいました。また防災ヘリの訓練や,実際に消防隊員が取り組んでいる訓練を体験できたことで,みんな驚きの連続であったとともに,消防隊員の使命感を感じ取ることができたようです。
8月1日(水)
 今日から8月です。まだかまだかと首を長くして待っていた北陸地方の梅雨明けが,ようやく今日の午後に発表されました。平年と比べ10日遅く,昨年より2日遅い梅雨明けだそうです。
 今日の最高気温も春江で34.4℃を観測し,絶好のプール日和になりました。まほろばプールも80名あまりの子どもたちでにぎわいました。梅雨明けが遅かったとはいえ,これまでひんぱんにプールに通っている子どもたちは,すっかり日焼けしてまた一段とたくましくなったようにも感じます。きれいにすきとおった水の中で気持ちよく楽しむ子どもたちの姿,明日の福井新聞も楽しみにしていてくださいね。
 なお,まほろばプール開放は10日までです。いよいよ夏本番・・・と言いたいところですが,実は明日以降,非常に強い台風5号が接近しつつあります。今週の後半は天気情報をしっかり確認し,安全に過ごしてください。
8月2日(木)
 昨日は北陸地方の梅雨明けが発表され,今日の「福井新聞」1面には,本校まほろばプールではしゃぐ子どもたちの姿が掲載されました。みなさん,ご覧いただけましたでしょうか。
 昨日は,坂井市教育研究会丸岡自治区理科部会主催の「植物採集会」が,竹田じょんころ広場を会場に行われました。本校を含む坂井市内の小学校より多くの子どもたちが参加しました。植物に詳しい福井県内水面総合センターの乾昭治先生を講師としてお招きしました。乾先生は,竹田地区に分布する植物について説明して下さったり,採集した植物の名前を教えて下さったりしました。なお乾先生には,先日の本校エコ改修環境教育検討会で本校のビオトープの現状と今後についてお話ししていただくなど,本校環境教育にも多大なお力添えをいただいております。
 さて参加者のみなさんは,お気に入りの植物を採集することができましたでしょうか。今回の植物採集会に限らず,これから植物採集に挑戦しようと思う人は,ぜひテーマを決めた上で最後までていねいに仕上げてほしいものですね。
8月20日(月)
 約半月ぶりのダイアリーです。長いと思っていた夏休みも,残すところ3分の1ほどになりました。
 今日は
全校登校日で,約1ヶ月ぶりに全校児童の笑顔が集いました。夏休みの宿題や作品など大きな荷物を抱えて登校してきた子どもたちは,海やプール,スポーツで日焼けして,みんな一段とたくましくなったように見えます。そして子どもたちからはさっそく朗報がありました。それは昨日,石川県小松市粟津で行われた「おっしょべ杯争奪サッカー大会」で,今年も鳴鹿スポーツ少年団が大活躍したことです。東海北陸から16チームが出場したこの大会で,学年制限なしの1部,5年生以下の2部ともに優勝を飾りました。おめでとうございます。全校登校日の今日は,まず朝清掃を行い,各学級では宿題や図工・作文が提出されたり,ビオトープ観察など学級活動が行われました。宿題や作品の数々からは,夏休みの間にとてもがんばった様子がうかがえました。宿題の提出を終えた残りの夏休みこそ,ますます有意義に過ごせるといいですね。
 今日の午後からは,学校エコ改修にかかわる
第3回環境教育検討会が行われました。今日のテーマは「省エネルギー」で,(有)PTPの福嶋輝彦氏より「からだで感じる体験型エネルギー講座」,省エネルギーセンター技術員の井上光治氏より「省エネルギーの基礎知識と進め方について」「鳴鹿小学校の具体的な省エネ方法考察」についての講義がありました。地球温暖化の状況をふまえ,省エネルギーによる環境への負荷をいかに減らすかについて考察していきました。
 体験型エネルギー講座では,風力発電や蒸気タービンによる発電(実際の火力・原子力発電はこの原理),自転車に装着した発電機による発電の実験が行われました。特に自転車発電では,瞬間ながら扇風機やテレビ,電球をつけることができましたが,それも約100ワットが限界。実際の家庭での1軒あたりの電力は,常に30人ほどで自転車をこいでいるのと同じエネルギーを使っているということになります。各家庭でいかに大きなエネルギーを消費しているのかが分かりました。井上氏には事前に校舎の照明や空調の現状を見ていただき,途中で実際の教室での説明を交えながら具体的な省エネルギー策のあり方について検討していきました。例えば照明を例にとると,現状では機器の老朽化やスイッチの不都合により効率が非常に悪い状況のようです。高効率機器の導入やスイッチ改善などにより,省エネルギーが実現するとのご提言をいただきました。最後は「今後の鳴鹿小学校の取り組みの可能性」として,潟}ルツ電波のご協力による省エネグッズの紹介,「光熱水費削減費還元プログラム」や「カーボンオフセット」事業の取り組みが紹介されました。
 今年の夏も岐阜県多治見市などで国内最高気温を記録するなど,地球温暖化の影響がはっきりと表れる今,学校を含めた社会的な取り組みとして省エネルギーに努力して二酸化炭素排出を抑えることが必要です。学校全体での省エネルギーの取り組みとともに,効率の良い照明や空調のあり方を今後のエコ改修に反映させていくことが大切であると思います。
 →ecoflow(エコフロー)「環境省エコ改修と環境教育事業」HP
 →有限会社ピー・ティー・ピー(PTP)・・本校エコ改修事務局
 →潟}ルツ電波 環境部(エコグッズの紹介など)

※お知らせ
 8月21日・22日の2日間,サーバー移転作業を行いますので,本校ホームページを一時閉鎖します。またサーバー移転に伴い,旧年度(特に平成15・16年度)ホームページの一部内容を公開終了(削除)します。ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが,ご了承ください。
8月22日(水)
 猛暑が続いていた福井県地方ですが,今日は久しぶりに雨模様(とはいっても少しでしたが…)の天気でした。昨日よりサーバー移転作業のため,本校ホームページの公開を一時休止させていただきました。サーバー移転は,旧丸岡町教育委員会に設置されていたサーバーが廃止され,坂井市教育委員会が契約するプロバイダーへの統合に伴うものです。今日から公開を再開しておりますが,作業はまだ継続中なので,旧年度のものを中心に一部ご覧になれないページがあります。また,「まほろばビオトープ」「鳴鹿水族館」のページは,「エコ改修・環境教育事業」に関連してページの改編を行う予定ですので,もうしばらくの間公開を停止します。さらにサーバー容量の関係により,平成15・16年度のページを中心に公開終了(削除)するページもございますが,どうかご了承下さい。なお坂井市内の小中学校でも,現在ホームページの閲覧ができなかったり,メールアドレスが変更されたりする学校があります。本校は,
ホームページアドレス,メールアドレスとも変更はございませんので,ご安心ください。
 さて,今日はもう一つの工事が始まりました。鳴鹿小学校の誇る木製遊具ですが,特に西半分の三角山の部分が古くなり,腐食箇所が目立ってきました。1学期にはこの部分の立ち入りを禁止しておりましたが,愛育会や業者のご協力により補修工事が始まりました。今回は全面的な改修ではなく,腐食した部材を取り替える工事ですが,それでもかなり大がかりなものです。でもこの工事のおかげで,2学期からは再び安心して楽しく遊ぶことができることでしょう。もうしばらくお待ち下さい。
8月24日(金)
 夏休みも残すところあと1週間あまりとなりました。長いようで短く感じた夏休み,この辺でのんびりしたいと思う人も多いでしょうが,今日のダイアリーでは,休みを返上してがんばる6年生の姿を紹介します。
 残暑が戻ってきた今日ですが,6年生の人たちは朝からグラウンドに集合し,陸上練習に汗を流しました。これは,10月2日(火)に開催される
「坂井市小学校連合運動会」に向けた練習です。2年前まで行われていた陸上記録会が復活したようなもので100m走や走り幅跳び,4×100mリレーなど,選手種目や選手外種目を含めて6年生全員が参加するものです。今日は基礎トレーニングを中心に軽い練習を行いました。夏休み中も今後数回の練習が予定されています。
 軽いトレーニングとはいえ,暑い中の練習で疲れたことでしょうが,6年生のほとんどの子どもたちは練習が終わってから,とある場所に出かけました。それは下久米田にある久米田神社です。本校ホームページでも何度か話題に上がっておりますが,今年は継体大王が即位して1500年にあたります。来る9月9日(日)には,福井市のフェニックスプラザで
「継体大王即位1500周年物語」と題したイベントが行われます。そこでは県内外の継体大王ゆかりの地の子どもたちの研究発表会が行われ,それに本校6年生の子どもたちが参加します。今日は,男大迹王(おおどのおう)を継体天皇として即位させた大伴金村(おおとものかなむら)をまつる久米田神社を訪れたわけです。研究発表の準備は進んでいて,先日も上久米田神社で行われる「巫女の舞」を演じてきた大学生に,十年ほど前に行われていた大王祭についてインタビューし,発表資料にまとめているところです。
 2学期早々にはこれら2つのイベントに加えて,パワーアップデーなどもあって忙しくなりそうです。最高学年として,学校の代表として休み返上でがんばる6年生に心から拍手を送りたいです。
 そしてそれに続く5年生に関する話題もお届けします。5年生が育てているバケツ稲は,現在各家庭に持ち帰って世話をしているところですが,教師が育てているバケツ稲にようやく穂の姿が見られるようになりました。品種は晩稲(おくて)の日本晴なので,既に収穫が始まっている早稲(わせ)のハナエチゼンや中稲(なかて)のコシヒカリよりは当然遅れますが,梅雨明けが遅かったせいか,一昨年よりも10日ほど遅めです。そしてこれから早朝に「稲の花」を観察することができます。早朝に限りますので,絶対に見逃さないように注意しましょう。26日(日)の奉仕作業の時がチャンスかもしれません。
8月26日(日)
 処暑を過ぎ,日中は残暑が厳しいものの,朝はこのところ涼しさが感じられます。あと1週間ほどで2学期が始まるのに備え,今日は早朝より,鳴鹿地区老人会の方々を中心にグラウンドの草刈りなど
奉仕作業に励んで下さいました。かなり早い時間より作業を開始し,草刈り機や鎌を手に,グラウンドや校地一帯で夏休みの間に茂った雑草をきれいに取って下さいました。高学年の児童もボランティアとしてたくさん参加し,草取りや,取ったあとの草集めに汗を流していました。おかげさまで作業も順調にはかどり,とてもきれいになりました。さっぱりした気持ちで2学期を迎えることができそうです。これから連合運動会の練習やパワーアップデーなどがありますが,体育やスポ少などを含めてグラウンドを存分に使うことができるのも,おじいちゃん,おばあちゃん方がきれいにしてくださったおかげだという感謝の気持ちを忘れないようにしてほしいものです。
 さて子どもたちもたくさん参加してくれたということで,”早起きは三文の得”ということで,5年生のバケツ稲も観察してもらいました。一昨日に予想したとおり,たくさん出てきた穂から「稲の花」が咲いているのを観察することができました。写真では分かりにくいですが,白い花がたくさん咲いています。観察時間は午前9時頃,この数日がチャンスだと思いますので,5年生でまだ見ていない人は注意して観察しましょう。
8月30日(木)
 夏休みもあと少しで終わりです。ここ数日は,活発な前線の影響で時折激しい雨や雷雨が降るあいにくの天候です。夏休み終盤こそ楽しく過ごそうと考えていた人にとっては,少々残念かもしれません。6年生の連合運動会(陸上)の練習も,残念ながらグラウンドでできない日が続いていますが,体育館で基礎トレーニングや幅跳び,高跳びの練習に励んでいます。何度かのトレーニングに加え,このところ涼しくなってきたせいもあって,動きも少しずつ切れが良くなってきたようです。あと4日で2学期が始まります。数多くの行事を控えた2学期に備え,夏休みモードからそろそろ抜け出して,生活のリズムや体調を整えていきましょう。