鳴鹿っ子ダイアリー  2007年12月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
12月1日(土)
 今日から12月。師走の始まりにふさわしい行事として,今年も5年生親子のつどい恒例の「もちつき教室」が鳴鹿ふるさと会館を会場に行われました。米づくりを中心に総合的な学習(まほろば学習)に取り組んでいる5年生にとって,このもちつき教室も収穫の喜びを味わう大切なイベントの一環です。学級委員さんをはじめ,保護者のみなさん,そして指導にあたって下さるおばあちゃん方のご協力により,今年ももちつき教室を開催することができました。
 前日夕方より学級委員さんを中心に準備にあたってくださり,当日朝も,もち米を蒸したり大根おろしやぜんざいを作ったりと,参加者みんなで準備にあたりました。そして開会式のあといよいよもちつきが始まりました。もちつきにはお父さん方が本領発揮,子どもたちも順番にきねを持ってもちをつきました。そしてつきたてのおもちを丸めて,早速おろしもちやきなこもち,磯辺巻き,ぜんざいで味わいました。5臼分(もち米15kg分)つきましたが,つきたてのおもちをたっぷり味わい,おみやげの丸餅まであって大満足!大盛況のもちつき教室でした。
 くわしくは →行事紹介「5年生親子のつどい」
12月3日(月)
 今日は,鳴鹿っ子タイム(業間)に学校集会・表彰がおこなわれました。まず,表彰は第26回全国児童画コンクール(毎日新聞社,日本児童画振興会主催)で,CGCグループ賞受賞,第25回福井県「小さな親切」標語コンクールで優秀賞受賞,第13回ふくいジュニア文学賞「小説の部」(福井新聞社主催)で秀作受賞の3つの素晴らしい賞をいただきました。おめでとうございます。
 また,教頭先生からはまほろばビオトープの「
ホタル池」と「築山」についてお話しがありました。
 先週の火曜日,牧川さんとおっしゃるホタルの先生が新しい鳴鹿小学校のホタル池を見に来られました。新しい池にホタルの幼虫がいることはみなさんもよく知っていますね。そのホタルの幼虫が無事に冬を越すことができるかをおたずねしたのです。電話では「水の流れがあるのならたぶんだいじょうぶでしょう」と言われたのですが,次の日には見に来てくださいました。そして,できるなら,雪囲いをした方がいいですねとおっしゃたのです。雪の量によっては、池が凍って蛍が死んでしまうことがあるそうです。さっそく6年生が天気の良い日に「
ゆきがこい」をつくりました。さて,ホタルの先生からお聞きしたことをここでみなさんにもお知らせしておきます。まず、あのホタルの幼虫はゲンジボタルという流れのあるきれいな水で育つホタルであることが分かりました。このまま順調に育っていけば来年の6月には,「ホタルが舞う鳴鹿小学校のまほろばビオトープ」になります。
 さて、低学年のみなさんには、築山の草が生えていないところが今立ち入り禁止になっていることも不思議でしょう。築山の草をとってしまったのには,わけがあります。それは,築山に鳴鹿地区に昔はたくさん生えていた草が,最近めっきり減ってしまったので,その草を築山に繁らそうという計画を立てたからです。6年生の皆さんが,ビオトープの先生である乾先生のお話をお聞きして,草を植えました。「
フジバカマ,オミナエシ,シラン,キキョウ,関西タンポポ,シロバナタンポポ」を植えました。「ホタルブクロ,ネジバナ」は種を蒔きました。池の周りには,水が大好きな「サギソウ,サワギキョウ」を植えました。草によって好きな場所がちがうんです。
根がつくまでは,ふみつけたりすると枯れてしまうので,立ち入り禁止の看板をたてたのです。
春になったら,築山に芽がでて緑で覆われていくことでしょう。
 今月の生活目標は
「物を大切にしよう」です。生活担当の先生から「まず,自分の持ち物への記名の徹底」についてお話しがありました。落とし物があっても持ち主にきちんとかえりません。鉛筆や消しゴムやノートも学習するためには大切な学用品です。各自が身近な学用品や持ち物への記名をすることからはじめていきましょう。
12月4日(火)
 4年生のまほろば学習「ぼくたちエコレンジャー」は,これまで学習してきたごみや水の問題を手がかりに,環境や資源を守るために自分たちの生活をどのように見直すかを考えています。先月27日(火)に行われた校内研究会では,第3次の活動として地球温暖化の問題について考えました。
 まず,事前に児童が家庭でエコチェックとして調べたことを発表しました。家では電気を使うものが多く,時には電化製品をつけっぱなしにしてしまうことも多かったようです。これをふまえ,さらに親子環境学習会で学んだことを基に,わたしたちの生活と地球温暖化がどのようにかかわっているのかについて調べたいことを考えました。授業では青い地球の写真や,最近の地球温暖化の現象に関する新聞記事を見ながら,緊迫した地球環境について危機感をもつことができました。しかし今の便利な生活を支えている電化製品や自動車の使用を無理にやめることもできません。参観してくださった先生方に質問したり,環境を考えた車(ハイブリッドカー)についてのお話を聞いたりして,より環境にやさしい生活をするためにはどうしたらよいのか,考えていこうという意欲が高まりました。
12月5日(水)
 1年生は生活科の時間に,どんぐりを使ってネックレスを作りました。このどんぐりは,先月グリーンセンターに行って拾ってきたものです。そして,3学期におじいちゃんやおばあちゃんを招待して昔あそびをする予定なので,いっしょに楽しく遊んだ後に,このどんぐりのネックレスをおじいちゃんやおばあちゃんにプレゼントする予定です。
 今日は,どんぐりにおりがみを切ってはりつけたり,ネームペンで模様をつけたりして,ご覧の通りかわいいネックレスに仕上げました。子どもたちは,おじいちゃんやおばあちゃんに喜んでもらえるように,一生懸命作っていました。3学期を楽しみにしていてね。
12月6日(木)
 今日は5年生にとって特別な一日でした。午前中は坂井市の学校芸術鑑賞事業がハートピア春江で行われ,坂井市内の全5年生(ただし午前・午後の二部制)が劇団ポプラによるプロのミュージカルを鑑賞しました。演目は山口県厚狭(あさ)に伝わる伝説民話「三年寝太郎物語」で,三年間寝てばかりいた”寝太郎”が起き出して用水を掘り,干ばつに苦しんでいた村を救ったというお話のミュージカルでした。どんな難しいことでも,まずやってみなければ始まらない,そしてみんなで力を合わせれば何だってできるということを教えられた物語でした。
 →劇団ポプラ   →寝太郎ホームページ

 午後は,まほろば学習「お米づくりで考えよう鳴鹿の環境」の集大成として,バケツ稲づくりで収穫したお米などを使っての
「収穫感謝祭」を行いました。収穫されたバケツ稲は全部で約350グラム。あまり多くはありませんが,それを手作業で精米した上で,おにぎりで食することになりました。もちろんそれだけでは寂しいので,鳴鹿の郷土や自然にこだわったお米料理もいっしょにつくろうということになりました。まほろば学習の中で,どんな料理を作るか,そしてどんな収穫感謝祭にするか,計画や練り合いを進めてきました。
 今回作ったのは,バケツ稲の米を使ったおにぎりのほか,地元鳴鹿地区で獲れたコシヒカリを使ったおにぎり,古代米(黒米・赤米)を使ったおにぎり,葉っぱずし,ぼたもち(ただし正確には,秋に作るのを”おはぎ”というそうです)です。古代米は越の大王祭献上米として上久米田地区で作られていますし(ただし今回はそれとは別の古代米です),アブラギリを使った葉っぱずしや九頭竜川流域でよく作られています。さらに水も地元のわき水(小和清水)を使ってみるなどこだわってみました。葉っぱずしは昨年の合宿通学で作った経験があるとはいえ,自分たちで作るには難しく,さらに時期外れのアブラギリの葉をどう確保するか,ますの押し寿司は難しいのでどうするかなどの課題がありました。そこでおばあちゃん方に来ていただき,ぼたもち作りとともに指導を仰ぐこととなりました。
 ごはんを炊くのは,家庭科の調理実習と同様にキャセロールを使いました(量の多い葉っぱずしやぼたもちは炊飯器で)。一度体験しているだけに,ごはんはきれいにおいしそうに炊けました。それからおにぎりやすし,ぼたもちを作りました。おにぎりはもとのお米の量が少なめなので,20〜40gの試食程度の大きさです。葉っぱずしは,その日に食べるという前提でますずしではなく,ひじきを混ぜたごはんをアブラギリの葉に包みました。ぼたもちはあんこ,きなこ,ごまの3種類を用意しました。アブラギリの葉やぼたもちのあんこは,おばあちゃん方が用意してくださったものを使わせていただきました。またおばあちゃん方のご指導のおかげで,葉っぱずしもぼたもちも,本格的な見事なものに仕上がりました。本当にありがとうございました。
 そして手すきの先生方にも来ていただき,みんなで食事会を行いました。作ったメンバーが工夫点を発表してから試食を行いました。香り豊かな葉っぱずし,やわらかく絶品の甘さのぼたもちは,さすがに大好評でした。そしてバケツ稲の米,コシヒカリ,古代米…小さいおにぎりながらも味わうほどに甘みが出て,とてもおいしかったです。バケツ稲づくり半年あまりの”苦労”が,ここに来て実ったわけです。
 今日は慌ただしい一日でしたが,5年生にとって満足感や達成感でいっぱいの一日でした。
12月7日(金)
 鳴鹿っ子タイムに「理科研究発表会」がおこなわれました。この理科研究は,夏休みの理科研究(坂井地区小教研理科部会主催)として,自らが研究課題を見つけて,実験・観察の結果をもとに分かったことをまとめたものです。発表した2名の児童は,坂井地区で優秀賞を受賞しました。
 はじめに,4年生の発表は,「
研究テーマ:きゅうりの保存の研究」です。内容は次の通りです。
・研究のきっかけ
 昔から野菜の保存方法として「新聞紙」で包装する方法があるので,新聞紙が一番長持ちするような気がするが,今はほとんどの食べ物がラップやナイロン袋で包装しているので,詳しく調べたいなと思ったことです。
・研究方法
 きゅうりを「新聞紙・包装紙・ラップ・何もなし」と4つの方法で比較し,保存場所を常温と冷ぞう庫の2カ所で保存状態を比較しました。
・研究の結果
 実験・観察から,常温での比較では,
  1. 新聞紙包装は,しわしわにはなるがカビも生えず,2週間以上たっても全部食べられそうです。
  2. ラップ包装は,しわは少ないが,ところどころカビが生え,5〜6日で少し腐ってきました。
  3. 広告包装では,ひどくしわしわになり,一番やわらかく,とても食べられる状態ではない。
  4. 包装無しでは,しわしわの具合は新聞紙と変わりないが,先のほうがひどく腐りました。
 同じように,冷ぞう庫の中でも実験観察をおこないました。
  1. 1週間まではどの包装もみずみずしく,どのきゅうりも食べられそうです。
  2. 2週間目にはいると,常温保存も冷ぞう庫保存もあまり変化がないことが分かりました。
・研究のまとめ
 昔冷ぞう庫がなく不便だったが,家にある新聞紙を使って上手に長く保存して,料理をしていたことが分かった。また,冷ぞう庫は新しいみずみずしいまま食べられるというよいところがあるので,新鮮に食べるものは,入れてまもなく食べる工夫をしたほうが良いことが分かりました。自分で考えていた以上に常温・新聞紙包装が長持ちをすることが分かり,あらためて昔からの生活の知恵に感動しました。
 次に,5年生の発表は,「研究テーマペットボトル飲料に口をつけて飲んだ後に,また,飲んでも良いか」です。内容は次の通りです。
・研究のきっかけ
 よく「1回口をつけたペットボトルの飲物を後でまた飲むのは,あまりよくない。」と言われるが,口をつけて飲むと菌が増えて,おなかが痛くなるのかなと考えて,詳しく調べたいと思ったことです。
・研究の方法と結果
 次の3つの実験を通して研究しました。
  1. レモン果汁入りペットボトル飲料を0回から9回まで口をつけてスピッツ(滅菌された容器)に入れ,4日間定期的ににごりを調べました。観察からは変化は見られなかったそうです。レモン果汁の影響で,PH3.18だったことが関係していると考えました。
  2. 実験1では変化が見られなかったので,レモン果汁の入っていない飲物を使って実験をしました。実験方法は同じです。この実験では,実験開始時から少しずつにごりが強くなったので,液の中で何かがふえてにごりの原因になったのだと考えました。
  3. にごりの原因は菌がふえたと考え,にごった液を顕微鏡で観察しました。それが実験3です。実験3では,倍率300倍の顕微鏡でにごりを観察して写真撮影をしました。顕微鏡では,ぼんやりと丸い物体が集まって見え,はっきり分からなかったそうです。調べてみると細菌は小さいと1mmの1000分の1程度の大きさで,私の顕微鏡では細菌がいても見えないことが分かりました。
・研究のまとめ
 これらの結果から,口をつけたペットボトルの飲物は早めに飲みきってしまうほうが良いこと。そして,水筒のお茶なども直接口をつけずにコップで飲んだほうが良いことが実験から分かりました。
 発表会の最後に教頭先生から,2人の発表者へおほめの言葉と全校児童に「理科研究について」大切なポイントについてお話しをしました。まず、研究はやってみようと思うきっかけが大事で,このきっかけのことを動機と言うこと。学校で習ったことでも、そうなのかもっと知りたいなと思うことがあれば,その気持ちをもつことがポイントです。そして、思いついたら実際に調べることが大事です。
今日発表した2人の研究は,自分なりの予想を立てて,実験に取り組みました。そして,今回の2人の研究がすばらしかったのは次のことです。5年生の発表は,実験の後,考えて,さらに浮かんできた疑問を解決するために2番目の実験,さらに3番目の実験をしていったところです。4年生の発表は、ふつうの温度のきゅうりと冷蔵庫に入れたきゅうりの状態を比較したり,温度やしつどとの関係をさぐろうとしたことです。そして、2人とも,自分が解決したかった疑問を実験をすることで解決することができました。また,結果を写真やグラフで記録することができたのもよかったです。
 みなさんも、来年の理科研究にむけて,知りたいな,調べたいなと思ったことを日記や理科ワークにメモしておいたりするとよい研究ができるようになります。
  
1:動機
  
2:予想を立てて実験
  
3:写真やグラフで記録
  
4:疑問が解決できることを意識して の4つのポイントを頭に置いて理科研究に取り組んでください。
12月10日(月)
 5年生の家庭科「身の回りを気持ちよくしよう」の学習で,今日は,毎日お世話になっている教室の大掃除をしました。自分のロッカーの荷物を取り出して隅々まで雑巾でふいたり,窓ガラスのレールを歯ブラシでこすって細かいごみを取り除いたりしました。だんだんきれいになっていく教室を見て,「すっきりしてきたね。」「きれいになってきた!」という声が次々に聞かれました。子どもたちが夢中になって取り組んだのが,洗剤を使わずに水だけで汚れを落とすスポンジを使った作業です。清掃用具入れの扉や腰板をこのスポンジでこすると,おもしろいくらいに汚れが落ち,見違えるくらいに白くなりました。教卓を一生懸命にこすってぴかぴかにした子もいました。
 仕上げに,各自が整頓しながらロッカーに荷物を戻しました。きれいになってすっきりした教室を見回しながら,みんな満足そうでした。「いつまでもつかなあ・・・」という子もいましたが,整理整頓は心がけ次第です。自分が使いやすいように身の回りを整えておくことは大切なことですね。
 次は,クリーン作戦を立てて自分の家をきれいにする予定です。今日の学習が活かされるといいなと思います。「きれいになって気持ちいい。」と感じたすっきり感を忘れないでください。
12月11日(火)
 昨日,サケ発眼卵のふ化がはじまりました。砂利のすき間や水そうの底に生まれたばかりの仔魚が観察できます。九頭竜川資料館からサケの発眼卵をいただき11日が経過し,積算温度が471℃になりました。積算温度:人工授精からの日数×1日の平均水温) ふ化の予定は,積算温度で480℃です。今回のふ化はほぼ予定だったと考えられます。さっそく,お昼の放送で全校児童に報告をしました。お昼休みには,職員室前廊下は放送を聞いた子どもたちでいっぱいになりました。「わー,かわいい・・・」など,ふ化したばかりの仔魚の様子を興味深く観察していました。飼育担当の科学クラブ員もふ化がはじまり,観察カードの記入にも力が入ります。冬休みに入ったら,サケのページを作って,これまでの観察記録を報告いたします。楽しみにしていて下さい。
12月12日(水)
 2年生では今日,事務職の青池先生をお迎えして,毛糸の「ねずみ」づくりを行いました。いろいろな色の糸を100〜150回ずつ2回に巻いていきました。ねずみらしく見えるように回りをきれいに切り,目や耳,鼻,しっぽをつけて完成です。大きさや色が違う,一人ひとり個性的な作品が21個出来上がりました。来年はねずみ年・・・子どもたちの作った「ねずみ」がお家に飾られて,新年を迎えてくれるとうれしいです。
12月13日(木)
 今日は2学期最後の児童集会・音楽集会が行われました。児童集会では,まず先月行われた募金活動の成果が報告されました。おかげさまでたくさんの募金が集まり,共同募金会(社会福祉協議会)とユニセフに送らせていただきました。ご協力ありがとうございました。児童会では今後さらに収集ボランティア活動に取り組んでいきます。「まごころベルカード」は坂井市・あわら市カード連合会の発行で,坂井市商店連盟の満点になったポイントカード(しろまるカードなど)を使用すると1枚もらえ,それを小学校などに出していただくと1枚20円の活動資金に充てられるというものです。さらに「書き損じはがき」や「古切手」「使用済みテレホンカード」なども集め,福祉に役立てたいと考えています。みなさんもぜひ収集ボランティア活動へのご協力をお願いします。
 後半に行われた音楽集会では,今月の歌「スマイルアゲイン」を歌いました。まず全員で元気に歌ったあと,今回は「誕生月」に分かれて歌いました。2年生が用意してくれた誕生月カードのところに分かれ,手をつないで楽しく歌いました。さらには先生方も誕生月に分かれて一緒に歌いました。だれがどの月の誕生か・・・学年を越えての意外性は新鮮味を感じ,また新たな交流が生まれそうです。
12月14日(金)
 本格的な冬が近づいてきました。今日は最近のパワーアップタイムの様子を紹介します。本校の業間体育「パワーアップタイム」では,晴天時にはマラソン,雨天時にはなわとびに取り組んでいます。12月に入ると北陸地方はぐずついた天気が続くようになりますので,なわとびを行う機会が多くなりました。雨模様だった今日もパワーアップタイムが行われ,それぞれがめあてをもって,さまざまななわとびの技にチャレンジしていました。冬の体力づくりには,室内で一人ひとりで取り組めるなわとびがぴったりです。
 さて12月に入り,外でマラソンをすることはなかろうと思われるでしょう。ところがどっこい,貴重な晴れ間の時にはしっかりマラソンに取り組んでいます。右下写真は一昨日のパワーアップタイムの様子です。まだ冷え込みはそれほど厳しくないですが,寒さに負けずみんなで元気にグラウンドを走りました。全国的にインフルエンザ等の流行が予想される今冬ですが,今のうちにしっかり体力をつけて,寒さやインフルエンザの猛威を乗り切っていきたいものですね。
12月17日(月)
 今日は,鳴鹿っ子タイム(業間)に学校集会・表彰がおこなわれました。まず,表彰はJA共済全国小中学生書道コンクールの半紙の部・条幅の部で,佳作受賞7名,平成19年度読書感想画コンクール(坂井地区小学校図書研究部主催)佳作受賞3名の2つの素晴らしい賞をいただきました。おめでとうございます。
 校長先生からは,今から104年前の今日(12月17日)に人類で初の飛行機による有人動力飛行に成功した,「
ライト兄弟」の偉業についてお話しがありました。当時の人々は,空を飛ぶことは人類の夢であると考えていました。「鳥のように飛べたらいいなぁ」と誰もが途方もない夢を持っていました。その一方では,「人間が空を飛ぶことは絶対にできない。」と言う人もいました。でも,空を飛ぶ夢を捨てきれずに,夢に終わらせないように,飛行機を研究し実験を重ねる人たちがいたのです。そして,「ライト兄弟」が人類ではじめて有人動力飛行に成功することができました。最初は「鳥になる方法」を考えていました。みなさんに分かってほしいことは,ライト兄弟もみなさんも同じ考えからスタートしたのです。学校生活や家庭で,いろいろなものを観察して,体験し,「どうしてかな?なぜだろう?」「こんなことができたらすばらしいな!」など,考えることから人類の進歩が生まれてくるのですね。ぜひ,ふしぎに思ったことは調べたり,考えることができるようにしてほしいと思います。夢が大きくなりました。未来のライト兄弟をめざして下さい。
12月18日(火)
 6年生の体育の授業を紹介します。12月の単元は,バスケットボールです。去年から行ってきたスキルテストの成果もあってか,今ではシュートやドリブルの技術がずいぶんと向上してきました。昨年の同時期に比べると,ゲーム展開も見違えるほどスピードアップしてきました。男女混合のチームでゲームを行っていますが,女子も全く物怖じせず,男子と対等にプレーをしています。今日は,6年生の2学期最後の体育だったため,1時間ぶっ続けで勝ち抜き戦を行いました寒い体育館が,熱気でむせかえっていました
12月19日(水)
 5年生は,国語科の単元「目的に応じた伝え方を考えよう」と社会科の「わたしたちの生活と情報」の学習として,「工夫して発信しよう」,すなわちオリジナルのニュース番組作りに挑戦しています。サケやホタルの飼育,木製遊具のこと,また5年生が行ったリーダー研修会のことを題材にしています。なぜサケを飼育することになったのか? ホタルとカワニナの関係は? 木製遊具はいつ,どのような願いから作られたのか? リーダー研修会で楽しかったことは? 学校の話題の中から,興味深いことや疑問や関心をもっていることを出発点に,題材を取り上げました。そしてこれらの疑問を解決したり,感想を得たりするために取材やインタビューを行いました。先生方や6年生,友達にインタビューして,それを撮影します。また編集のために,関連するいろいろな映像も撮影します。これにキャスターの説明を加え,編集すれば,一応ニュース番組ができあがる(はずです)。何の話題か分かるように,インタビューの時も背景に水そうやビオトープを入れ,実際にサケやホタルを観察したり遊具を活用したりしている場面を撮影するなど,工夫していました。そしてリーダー研修会のニュースは,”秘蔵のお宝映像”を活用して・・・  作品の公開,特に当ウェブサイト上での公開は今のところ???ですが(多分・・・しないと思いますが),ともあれどんな番組に仕上がるか,楽しみです。
12月20日(木)
 2学期の保護者会が午後1時から各教室でおこなわれました。子どもたちにとっては,午前中に通常どおりの3時間の授業(45分間)をおこない,その後,帰りの会,給食,集団下校(12時45分)とすこしあわただしい日程だったかも分かりませんね。明日は,2学期の終業式・地区子ども会・大掃除があります。あさってからはいよいよ冬休みになりますね。楽しく,有意義な休みとなることを期待しています。
 ただ今,職員室前廊下には3年生理科単元「
あかりをつけよう」で作った電気工作が展示されています。3年生にとって,はじめての理科学習です。一人ひとりが豆電球を点灯させるための電気の流れるみちすじ(回路)を作ります。特に,スイッチ部分の工夫がおもしろかったです。3年生の電気学習では「電気の約束」として,現在までに6つの約束(松○式)ができています。覚えなければいけないことは,楽しく,繰り返して学習しています。ぜひ,3年生のお子さんに「電気の約束@は・・・・?」とたずねて下さい。学習したことを教えてくれると思います。ちなみに「電気の約束@」は,「電気は,+極から−極へ流れる。」です。いくつ覚えているでしょうか。
12月21日(金)
 今日は学校にとって,平成19年=2007年最後の日です。そして明日からは冬休み(正確には24日からですが)に入ります。午前中は地区子ども会が行われ,各地区ごとに登下校の反省や冬休み中の行事について話し合われました。給食後には大掃除も行われ,通常より長い25分間の清掃時間で,ふだん手の届かないところの掃除も行われ,今年の汚れをしっかり落としていました。
 第2学期終業式では,校長先生から2学期にがんばったことや,冬休みにがんばってほしいことついてお話がありました。@規則正しい生活を送り,有意義な冬休みにしましょう。Aおうちのお手伝いをがんばりましょう。B交通事故や不審者にあわないように気をつけましょう。
 生徒指導の先生からも同じく冬休みの過ごし方についてのお話がありました。遊びに行くときも防犯ブザーを持ち,遅くとも5時までには家に帰るようにしましょう。そのほか昨日配布した「楽しい冬休みを過ごすために」をしっかり読み,規則正しく,健康や安全に気を付けて過ごしましょう。
 それではみなさん,よいお年をお迎え下さい。
12月24日(月)
 今年も福井大学医学部管弦楽団・福井大学フィルハーモニー管弦楽団合同によるクリスマスオーケストラがやってきました。振替休日でクリスマスイブの今日,恒例のクリスマスオーケストラ2007(鳴鹿公民館・鳴鹿地区青少年健全育成会議主催)が,ふるさと会館で行われました。
 今日演奏された曲は,「そりすべり」「おもちゃのシンフォニー」「となりのトトロ」「サウンド・オブ・ミュージック」「アルルの女より ファランドール」です。さらに演奏者と観客の距離を縮めたいと,楽器紹介をはじめ,さまざまな企画が用意されました。今年は楽器紹介のあと,子どもたちがオーケストラの中の好きな楽器のところへ入って演奏を聴くことができました。また例年同様,楽器体験や指揮者の体験もできました。素晴らしい演奏を聴きながら,その演奏にも気軽に”参加”できる,とても楽しい企画でした。