鳴鹿っ子ダイアリー  2008年11月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
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11月3日(月) 文化の日,坂井市民文化祭が開催されました
 3連休最後の今日は,「文化の日」です。第3回坂井市民文化祭が11月2日と3日の両日開催されました。丸岡会場の「いきいきプラザ霞の郷」では,総合作品展のほか,芸術発表大会,郷土民俗芸能祭,菊花大会が催されました。総合作品展には,各小中学校の作品も展示され,鳴鹿小学校からも図画や書道の作品が出品されました。また,少年消防クラブの防火ポスターの優秀作(6年生)や,子ども会壁新聞コンクールの作品(右写真に,県優秀賞の新鳴鹿2丁目(左),県努力賞の上金屋(右))も展示されました。子どもたちの力作をご覧になった方も多いことでしょう。また子どもたちも,優秀な作品から次の作品のヒントが得られるといいですね。
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11月4日(火) 11月2日にはグラウンドゴルフ大会が開催されました
 11月2日の日曜日には,鳴鹿小学校のグラウンドで鳴鹿まちづくり協議会健康体育部会主催によるグラウンドゴルフ大会が開催されました。
 朝から各ブロックから参加選手が集まり,午前9:00には約50名もの方々が集合する中,開会式を迎えました。グラウンドゴルフについての競技説明の後,各ブロック2組に分かれて,全8ホールのコースをグループごとに2ラウンド行いました。参加者の中には,小学生の児童からお年寄りの方々までおり,少し肌寒い気候にも関わらず,温かい雰囲気でプレーする姿が見られました。初めてクラブを握る方や,マイクラブでプレーする方など様々な方がおられましたが,ホールインワンをはじめ,好プレーも続出しました。
 今年度が初めてとなるこのグラウンドゴルフ大会。競技の楽しさはもちろん,子どもからお年寄りまで交流の輪が広がった価値のある大会となりました。朝早くから体を動かし,健康的な一日となりました。
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11月5日(水) X JAPANのボーカリストTOSHI氏が鳴鹿小学校を訪問
 今日は,X JAPANのボーカル,TOSHIさんが本校を訪問し,講演やミニコンサート,ビオトープでの交流会が行われました。TOSHIさんは,1990年代に一世を風靡したX JAPANのボーカリストとして活躍し,ソロで活動を始めてからは,各種福祉施設を訪問して「ボランティアミニコンサート」を行い,多くの人々に感動と癒しを与えてきました。TOSHIさんは来年,「環境」をテーマに坂井市内でコンサートを行う予定で,その関係で環境教育指定校である本校を訪問することになったものです。
 まず,体育館を会場に講演会とミニライブが行われました。校長先生よりTOSHIさんの紹介があり,早速ライブが始まりました。ライブは「愛の詩をうたいたい」「Beautiful World」「JIDAI」の3曲。TOSHIさんの歌声は,今までに聴いたことがないくらい澄み切っていて,体育館を越え,鳴鹿小学校中に響き渡っていました。そして曲の合間に,「エコ〜まぁるく手をつなごう〜」をテーマに講演を行いました。TOSHIさんが音楽と出会ったきっかけや,音楽の素晴らしさなどを,お話と歌を交えながら講演してくださいました。「強く生きるのこの大切さ」「逆境こそがチャンス」「ぼくたちも地球の”部品”のようなもので,それぞれがコラボレーションすることでみんなが力を合わせて美しい地球をつくっていきましょう」と子どもたちに伝えてくれました。
 子どもたちからの「質問コーナー」では,「どうして歌手になったのですか」「3曲のうちどの歌が好きですか」という質問がありました。そしてコンサートの締めは,子どもたちとともに歌う「ふるさと」。TOSHIさんの伴奏と児童の指揮によるコラボレーションで,美しい声で「ふるさと」を歌いました。子どもたちも歌を通じて,TOSHIさんとふれ合えたように感じました。
 コンサートが終わって,TOSHIさんはビオトープで6年生と交流しました。6年生の子どもたちは,ビオトープの成り立ちや,ビオトープにすむ生き物について,TOSHIさんに紹介していました。TOSHIさんは子どもたちといっしょに生き物を探しながら,「メダカを見るのは30年ぶりだよ」とおっしゃっていました。最後に記念撮影をしたり握手をしてもらったりしました。
 そして,低学年から高学年の子どもたちまで,「体の中にまで,響いてきたよ。」「プロの歌声はすごい。」「僕たちと同じ小学校の頃から音楽に親しんでいたんだよ。」「つらいことを乗り越えて生きてきたTOSHIさんに勇気づけられました。」などといった,さまざまな感想が寄せられました。そして最も興奮されていたのが,X JAPAN世代(!?)親御さんたちのようでした…。多忙なスケジュールの中,TOSHIさんをはじめ関係者の方々には,大変貴重な体験をありがとうございました。

※写真・記事の無断転載を禁じます。
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11月6日(木) 5年生がサケ遡上や川の流れを観察に九頭竜川資料館へ
 今日は5限目から6限目にかけて,5年生が理科の学習(生命のたんじょう・流れる水のはたらき)の一環として,九頭竜川資料館へ見学に行きました。
 九頭竜川資料館に到着すると,まず館長さんからサケについて,オスとメスの見分け方や産卵の仕方など,いろいろと教えていただきました。その後,九頭竜川や鳴鹿大堰について,洪水を防ぐ工夫や魚が遡上するための魚道のことなどを,映像を見たり,クイズをしたりしながら勉強していきました。
 そして,いよいよ外に出て見学です。舟橋と鹿をイメージして造られた鳴鹿大堰や,階段式と人工河川式の2つの種類のある魚道,さまざまな魚がくらしている永平寺川を,順番に観察・見学しました。今日は残念ながら魚道をのぼっていく様子を確認することができませんでしたが,魚道観察室からも観察しました。しかし,永平寺川ではサケやその他の魚,サケの産卵床を確認することができました。
 館内に戻り,鳴鹿大堰の模型や水槽などを間近で見学した後,お世話になった九頭竜川資料館の方々にお礼をして,今日の校外学習を終えました。九頭竜川資料館の方々,ありがとうございました。
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11月7日(金) 児童会の募金活動が始まりました
 児童会による募金活動が始まりました。今日の児童集会では,児童会で取り組んでいる募金活動の意義について発表が行われました。世界中には飢えや病気で苦しんでいる子どもたちが多く,毎日26000人もの幼い命が失われています。日本人が1日1人あたり300リットルも使っている水も,ケニアでは日本の10分の1の,1日30リットル。アフリカには,ほんのわずかな汚れた水で生活している人も多くいます。ユニセフに募金することで,そのお金で井戸を掘ってきれいな水を供給したり,食料や医薬品を供給したりして,多くの子どもたちを救うことができます。共同募金も,例えばお年寄りや障がい者をはじめとして誰もが安心して暮らせるまちづくりのための活動に使われます。児童会からはこのような内容の発表が,写真を示したり,国を地図で示したりしながら行われました。その後募金に関する○×クイズをしたり,明日の親子環境学習会で歌う「ビリーブ」の練習をしたりしました。
 今月の生活目標は,「思いやり・感謝の気持ちをもとう」です。一人ひとりの思いやりの気持ちが,大きな力となって役立つことになります。みなさんぜひ募金に協力してください。
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11月8日(土) 愛育会親子環境学習会が行われました
 愛育会研修委員会・母親委員会が主催する愛育会親子環境学習会が行われました。今年の環境学習会は,エコ改修についての講演会,環境実験,環境クイズと,全員合唱がセットになったものです。
 まず
「エコ改修で鳴鹿小学校が変身」と題して,本校エコ改修の設計を担当する走坂設計事務所の水上智詞氏よりご講演をいただきました。エコ改修のポイントは大きく3つです。まず耐震性を高めて「強く」なること,CO2排出が少ない,環境に「優しく」なること,きれいで使いやすい,「美しく」なることです。特に環境への配慮については,「外断熱」「内断熱」を施すことで,冷暖房の電気や灯油などの使用量を減らそうというものです。その断熱材にも炭酸カルシウムや古新聞などの素材を使い,内装にも越前和紙や県産材など地元の材料を使うことで,CO2排出削減につながるそうです。また暖房にはペレットストーブを使い,燃料に地元の間伐材を利用したチップを使うことになっており,今日もその実演が行われました。エコ改修の話を聞いて子どもたちの関心も高まったようで,たくさんの質問が寄せられました。「3階の家庭科室はどうなるのですか」「保健室や教室は広くなるのですか」などの質問のほか,高学年からは「太陽の広場に日光は入るのですか」「これからも緑のカーテンをするのですか」「”風のプロムナード”はどういう意味ですか」「全部に地元の材料を使うのですか」など,これまでの環境学習に結びつく疑問について質問を寄せていました。
 次に,本校エコ改修の事務局を務めるPTPの吉村恵理子氏より
「サーモグラフィ実験〜快適な涼しさと温かさ〜」についての環境実験が行われました。「緑のカーテン」の効果については,6年生が観察実験に取り組んできたように,日光をさえぎったり,蒸散効果で気温を下げたりなどさまざまな効果がありますが,この効果を「サーモカメラ」で確かめました。テレビ番組でおなじみの「サーモカメラ」は,温度の高いものは赤く,低いものは黒く映し出されるものです。これを使って,日光(代わりにライトの光)をすだれでさえぎり,さらに霧吹きで水分をかけるとどうなるか。結果は温度が大幅に下がりました。これが「緑のカーテン」の効果です。また「コルク板」「クッション」「木のお椀」「陶器の茶碗」をほおにつけて温かいのはどれかを実験しました。それぞれ温度差を感じましたが,放射温度計で測ると実は表面温度はほぼ同じです。これを生活に活かすとなれば,例えばフローリングの床にカーペットを敷くだけでも温かくなるというものです(今日は寒い体育館の床にござを敷いて座りましたが,まさにその効果です)。また水の湯たんぽとお湯の湯たんぽを当てる実験も行い,温かいものが近くにあるだけでも温かく感じるということが分かりました。
 その次に,愛育会研修・母親委員会合同企画による,○×式の
「環境クイズ」が行われました。問題がスクリーンに映し出され,しかもBGM(?)が付くという,テレビ番組顔負けの本格的なものでした。主な問題は,「ペットボトルは資源ごみである(リサイクルしたいですね…)」「国民1人あたり1日300リットルの水を使っている(これは昨日の児童集会の話を聞いていれば分かるはず!)」「現在地球の平均気温は15度である(これはちょっと悩むね…)」「地球にしめる海の割合は地球の約半分である(もっと地図帳を見直そう!)」「建設廃棄物を集めると,東京ドームの約30杯分である(これは難しい…)」などでした。親子でよく考えて・・・何と全問正解も数人いました。そして正解数が多い人から順に,「種のプレゼント」。”四次元ボックス”から出てきたのは、ひょうたんやゴーヤ,いんげん,キュウリ,アサガオなどの種で,「緑のカーテン」になる植物です。来年この種をまいて,家庭でも「緑のカーテン」を育てましょう。
 そして最後に,同じ種をもらった人どうしが円をつくって,今月の歌
「ビリーブ」を歌いました。もちろん各グループには指揮がついての合唱です。6年生はもとより,5年生,そして4年生の指揮者がデビューし,円の中心で指揮を振っていました。そして来年美しい緑のカーテンができることを信じて,「ビリーブ」の元気な歌声を体育館中にこだまさせて,親子環境学習会を終えました。
 講師の水上・吉村両先生,愛育会研修・母親委員会のみなさん,今日は親子で環境やエコ改修について楽しく考えることができた楽しい企画をありがとうございました。
 →行事紹介「愛育会親子環境学習会」
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11月11日(火) 不審者侵入の際の避難訓練を実施しました
 あってはならないことですが、学校に不審者が侵入した際の危機管理も子どもたちの命を守るために重要なことです。今日は学校に不審者が侵入したことを想定して避難訓練を行いました。
 3時間目、授業中に不審者が侵入。子どもたちは放送や担任教師の指示を聞いて、侵入した教室から離れた教室に素早く移動したり、避難した教室で出入り口にバリケードを作ったりして対応しました。約10分後、不審者が取り押さえられたとの放送で、全員が校庭に集合し警察署の方からお話を伺いました。全体的に子どもたちはよく指示を守り落ち着いて行動できていました。
 避難訓練に合わせて、緊急メールの発信訓練も行いました。保護者の皆さまにはご多忙のところ受信確認と返信にご協力いただきありがとうございました。
 本日の訓練に当たって、いろいろご指導いただいた坂井警察署、坂井市愛護センター、鳴鹿駐在所の方々にお礼申し上げます。
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11月12日(水) 1,2年生が秋のグリーンセンターへ(6日)
 素晴らしい秋晴れに恵まれた先週6日(木),1・2年生児童が学校近くの福井県総合グリーンセンターに出かけました。これは,生活科の学習としての校外学習「秋みつけ」です。グリーンセンターにおとずれた秋を満喫してきました。園内の広葉樹も,少しずつ紅葉し澄みきった秋空にまばゆいくらいでした。
 午前中の活動でしたが,気持ちのよい楽しい時間を過ごすことができました。帰りには,子どもたちの手にドングリや落ち葉など秋がいっぱいです。学校へ持ち帰り,さっそく学習教材として活用していきます。
 鳴鹿小学校は,こんな素晴らしい施設が近くにあり本当に幸せですね。
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11月13日(木) 3年生 秋のたんけん&ゆりの学習会
 昨日,今日の3年生の活動を紹介します。昨日水曜日,3年生はまほろば学習の「秋のたんけん」に出かけました。一学期に行った「春のたんけん」に引き続き,春と比べて鳴鹿の秋の様子がどのように変わったのかを見つけるためです。久米田神社ではたくさんのどんぐりや紅葉した落ち葉を見つけ,その様子を写真に取ったりメモしたりしました。他にも,ふるさと会館にあるジャンボカボチャや八幡神社の大谷尋常小学校跡など,子供たちの知らない発見がありました。
 今日は
ゆりの学習会があり,ゆりの里公園の方々がゆりのお話をしに来てくださりました。ゆりの種類や,育て方などのお話を聞き,その後実際にゆりの球根を植えてみました。球根が圧迫されないように,優しく両手で土をかぶせていきました。坂井市の花であるゆりについて知識を深め,自分で実際に球根を植えることで,ゆりへの関心が深まったと思います。6月にきれいな花が咲くように,大事に育てていきたいですね。
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11月14日(金) 学校集会でたくさんの伝達表彰,給食に「うららのドレッシング」
 今日は特別に学校集会が行われました。なぜ今日学校集会が行われたのかといいますと,日程の都合で月頭の集会が行われなかったこともありますが,子どもたちへの表彰がたくさんあったからです。
 今日の伝達表彰の内容は,「坂井地区理科作品・研究コンクール」「「坂井地区読書感想文コンクール」「第31回明るく楽しい未来の社会児童図画コンクール」「小さな親切標語コンクール」「平成20年秋季火災予防運動における防火ポスターコンクール」「平成20年防犯ポスターコンクール」「第33回NTT児童画コンクール」です。主に夏休みの課題として出品したものですが,それぞれに素晴らしい結果を残すことができ,今回の表彰の対象は,のべ20人にも上りました。また表彰を受けたみなさんも,名前を呼ばれると大変素晴らしい返事ができました。本当におめでとうございます。
 今日の校長先生からのお話は,読書月間にちなんだ一冊の本のお話でした。図書担当の先生からも読書月間のお話がありましたが,みなさんもこの機会にたくさんの本を読んで,知識や豊かな心を身につけてほしいと思います。このほか生徒指導の先生からは,今月の生活目標「思いやり,感謝の気持ちをもとう」のお話がありました。世界中の恵まれない子どもたちなどを助けるためにと,児童会の募金活動ではたくさんの募金が集まっております。「自分たちにできること」ということで,世界に人々に対しては募金活動をがんばってもらっていますし,友達など身の回りの人たちにできることとして,「ありがとう」の言葉をかけるなど感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
 ところで,今日の給食のサラダにかかっていたドレッシングのことは分かりましたか。今日のドレッシングは,福井農林高校の生徒さんが作った,その名も
「うららのドレッシング」です。福井県特産の梅干し(高校で栽培)やらっきょうなどを使い,県内醤油会社の協力を得て丹精込めて作られたもので,県内小中高校の給食に届けられているそうです(ちなみに「うらら」は福井弁で「わたしたち」の意味で,うめの「う」とらっきょうの「ら」をかけているそうです)。給食の時間には,各教室や放送などで,このドレッシングが紹介されました。ほんのりと甘酸っぱいそのお味,みなさんはいかがだったでしょうか。
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