■6年生まほろば学習
   「鳴鹿まほろば物語」ビオトープ・自然編
ビオトープを調べよう  5月下旬
 一昨年度の6年生が発案してつくり,昨年の6年生が発展させていったビオトープ。この見事なビオトープを守り,さらに育てていくことは,最高学年になった6年生の使命です。まずはビオトープを観察し,よく知ることから始めます。そして自分たちにまず何ができるのかを考えていきたいと思います。

まずは自分たち自身でビオトープを知ることから始まります。つぶさに観察すると,今まで気が付かなかったいろいろな生物を目にすることができます。

この日の話題は,”トノサマガエル”が何匹もいたこと。体長10cmぐらいはあったようです。どこから入ってきたのでしょうね。そして何をエサにしているのでしょう。

気が付いたことをカメラに収めていきます。今年の目標の一つは,ビオトープの生き物図鑑を作ること。このホームページでも紹介できたらいいですね。

ビオトープを守るために先輩達が行ったことからも学んでいきたいと思います。プール清掃を間近に控え,プール内のヤゴなどを救出する計画を,話し合いで立てています。
生き物救出作戦  6月4日(金)
 秋から初夏にかけてのまほろばプールは,本校ではビオトープに並ぶ水生生物たちの楽園。しかしプール清掃を間近にひかえ,その生物たちを救出しなければいけません。昨年の6年生がやったような「生き物救出作戦」を6月4日に決行することになりました。

2004年6月4日午前11時半,作戦は実行されました! きっとたくさんの生き物がいるはずだと確信を持っていましたが…

幸先よく立派なヤゴを発見!体長は2cmばかりでしょうか。これからもっと見つかるだろうと期待を持っていました。

しかし何度網をすくえども,引っかかっているのは大量のアカムシのようなものばかり。何か見つかるのかなあ?

なかなかこれといったものは見つかりません。これは何だろう。ゴキブリの死がい?,それとも…珍種発見!?

ゼリー状の透明な物体を発見! これは何かの卵のようですね。調べてみる価値有りです。

ついに勇敢な(!?)”決死隊”が小プールに突入。ヘドロをかき回しながら生物を必死に探しました。道●堀よりは絶対環境がいいと思いますが…

結局見つかったのは,ヤゴやアメンボがそれぞれ数匹とミズスマシ?。あとはアカムシが大量に。去年とは何か環境が違うのでしょうかね。

プールから教室に引き上げようとして,誰かがふと気づきました。プール横の排水溝にたくさんのヤゴとオタマジャクシがいることを!夢中ですくいはじめました。

たった50cm四方,プールの何百分の1の面積にヤゴやオタマジャクシが何匹もいました。何がこれらの生物に適しているのか,考えてみたいですね。

つかまえた生き物たちを,”新天地”ビオトープに放流する子どもたち。生き物たちが安心して暮らせる環境は,ますます狭まっていくのでしょうか…