鳴鹿水族館 サケの飼育・観察 平成19年度
下の各月をクリックして下さい
活動報告(かつどうほうこく)→ 11月 12月 1月 2月 3月
観察記録(かんさつきろく) → 12月 1月 2月 3月
ビデオ(H18年度撮影) → 人工授精 ふ化
活動報告 11月
 鳴鹿小学校では,毎年「サケのふ化と稚魚の飼育」にチャレンジしています。今年で4年目の体験活動になります。この取り組みは,地域の九頭竜川資料館「わくわくRiver CAN」との連携と協力によって取り組んでいます。3月上旬の九頭竜川放流まで,サケの成長を子どもたちと観察していきたいと思います。
 
今年は,科学クラブと「
サケ見守り隊サケ飼育に興味のある児童をボランティア募集)」で取り組んでいきます。「よみがえれ! 鳴鹿の自然」をテーマに,このページでは,サケの飼育活動の様子をお知らせしていきます。
 九頭竜川資料館近くの永平寺川でサケの遡上が始まったとのお知らせを受け,11月8日(木),4〜6年生が九頭竜川資料館に校外学習へ出かけ,サケ学習会と現地観察を行いました。
 
→九頭竜川資料館ホームページ
※動画はお使いの通信回線にあわせて,「ノーマル」「高画質」をお選びください。「高画質」でもあまり鮮明ではありませんのでご了承ください。通信速度によっては,ダウンロードに多少時間がかかったり映像が途中で止まったりする場合があります。※Windows Media Playerが必要ですので,お持ちでない方は下のバナーをクリックして入手してください。
Get Windows Media Player
11月8日(木) 場所:九頭竜川資料館 
◆九頭竜川・サケ学習会、現地観察会
 今日は4年生と5年生が,鳴鹿大堰左岸にある九頭竜川資料館「わくわくRiver CAN」へ校外学習に出かけました。鳴鹿大堰近くの永平寺川では先月下旬からサケの遡上が確認されています(→「ダイアリー」10月31日号)。総合的な学習の時間やクラブ活動などで4年前からサケのふ化と飼育に挑戦している本校では,サケの遡上の様子を見学する校外学習がここ数年恒例となっています。また,5年生の理科「流れる水のはたらき」,4年生の社会「きょう土に伝わるねがい」のそれぞれの学習を兼ねての校外学習です。
 10時30分に学校をバスで出発し,まずはそれぞれ違う目的地へ向かいました。4年生は右岸にある鳴鹿大堰公園に到着し,酒井利雄氏の銅像を見学しました。酒井利雄氏は学校のある丸岡町楽間の出身で,国会議員などとして先代鳴鹿堰堤の建設や農業水利の確保,裏川の埋め立てに尽力した人です(→「鳴鹿そぞろ歩き」)。4年生は郷土が誇る偉人について学習しました。
 一方,5年生は一足早く九頭竜川資料館に到着しました。大堰から九頭竜川の様子を観察し,川の石の大きさや形,川原のでき方,水の流れの様子,また洪水から守る工夫などについて調べることができました。また大堰からは,サケやサクラマスなどが泳いでいる姿を確認することができました。資料館内には九頭竜川流域のすべてがわかる航空写真や,断面を示した掲示,上流から下流にかけての石の大きさや形の変化がわかる展示があって,石の大きさを実際に測定するなどして観察していました。
 4年生と5年生が再び合流して,いよいよサケに関する学習が始まりました。今日はサケの捕獲がなかったので(※九頭竜川資料館では生殖目的のサケ捕獲を,許可を得て行っております),人工授精の様子を観察することはできませんでしたが,先日行われた人工授精の様子をビデオで見せていただきました。また,人工授精を終えた卵も見せていただきました。その後再びライブシアターで,九頭竜川のことについて何でも知っている「クロタツ君」から,上流から下流までの様子,治水のあゆみなどについて分かりやすく説明してもらいました。
 最後に永平寺川の観察に出向きました。今日は水量も豊富で,産卵や授精を終えたサケの死がいや,産卵礁などを多く確認することができました。そして何と・・・サケが群れをなして泳いでいるではありませんか。きっとこれから産卵するのでしょう。校外学習でこれだけ多くのサケを確認できたのは初めてだと思いますし,本当によかったと思います。
 今日の校外学習はとてもいい勉強になりました。これからは学習の成果をそれぞれの学年でまとめ,そして今年もサケの飼育にぜひチャレンジしたいですね。
11月30日(金) 積算温度 340℃ 
◆サケ発眼卵が学校へ到着
 地域の九頭竜川資料館「わくわくRiverCAN」からサケの「発眼卵」が50個学校に届きました。鳴鹿っ子タイム(業間)に九頭竜川資料館の職員の方が来校し、直接科学クラブ員へ手渡しして下さいました。今年は「科学クラブ」と「3学期:サケ見守り隊(児童のサケの飼育・観察に興味があるボランティア)」が中心となって取り組みます。本校の「サケのふ化と稚魚の飼育」活動は,環境学習・地域学習として位置付けて取り組んできました。今年で4年目のチャレンジとなります。これから小さな発眼卵が仔魚,稚魚へ成長し,来年の3月上旬の九頭竜川放流まで,サケの成長を観察するなかで,数々のドラマが展開していきます。とても楽しみですね。