鳴鹿っ子ダイアリー  2005年2月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。

2月1日(火)
 今日は2月月頭の学校集会が行われました。まず中日新聞書き初め展の表彰が行われ,推薦・特選の児童が表彰されました。そのほか佳作・入選も多数あり,とても素晴らしい成果でした。今月の目標は「進んで仕事をやりとげよう」です。係や委員会など決められた仕事はもちろん,一日一度は何かよいことをするように努めましょう。児童会が行っている「ありがとうの木」がもっと盛り上がっていくといいですね。
 校長先生からも豪雪のお話がありましたが,今日の日本列島には上空5000メートル付近で氷点下36度以下の強い寒気が南下。鹿児島県種子島でも雪が降るほどの厳しい寒波でした。福井県にも波浪警報や大雪注意報が発令中で,嶺北北部の平野部でも今日夕方までの24時間に多いところで50cmの積雪が予想されています(16時現在,福井で41cmの積雪)。日中も激しい雪が降ったため,本日は授業を5限目で打ち切り,
全校一斉に集団下校を行いました。朝除雪した跡がほとんどなくなるほど道路状況も悪くなっています。状況によっては明日の登校にも影響が出ることが考えられますので,電話による緊急連絡など今後の情報にご注意下さい(登校に関する情報はHP上では発表いたしません。予めご承知下さい)。
 →福井地方気象台   →Yahoo!天気(福井県)

2月2日(水)
 昨日を中心とした大寒波,大雪は本当に大変な思いです。昨日は皆様も大雪による交通障害などで大変苦労されたことでしょう。新潟の被災地では18年ぶりの大雪で家屋の倒壊が心配され,新幹線や航空などの交通機関への影響が今も続いています。今朝も道路状況は決してよくはありませんでしたが,日中は寒波も峠を越えたようで,節分を前にこれで一段落といったところでしょうか。
 今日グラウンドの積雪を測ってみると,約40cm(11時現在)ありました。大人たちは雪で苦労する中,子どもたちは… もっともスキー教室が終わってしまってからグラウンドに雪が積もったのは皮肉な話ですが… それでも学活や体育,クラブの時間などには雪遊びを存分に楽しむ子どもたちでにぎわっていました。最近では珍しい大雪だけに,雪だるまは作り放題! 築山では体育でスキーができなかった分を取り返すように,そり遊びを楽しんでいました。明日朝までは雪が降りやすい状況が続くとのことで,今後の情報にご注意下さい。また厳しい寒さの中,風邪やインフルエンザが流行しつつあります。うがい・手洗いはもちろん,雪あそびのあとも体を冷やさないように注意しましょう。

2月3日(木)
 今日は節分。今朝も積雪が増えていましたが,日中は天気も回復し,いよいよ厳しい冬も去っていくのでしょうか。
 写真は6年生の理科の実験の様子です。「電流のはたらき」の実験で,電磁石のはたらきを強くするにはどうしたらよいのかを考える実験です。「電流を強くする」(乾電池を直列に増やす),「コイルの巻数を変える」(100回巻きと200回巻き),といった基本実験に加え,子どもたちのさまざまなアイディアで強い電磁石を研究しました。「しんの材質を変えるとどうか」「しんの本数を増やすとどうか」「エナメル線を太くするとどうか」などの実験が登場。写真は400回巻きに太いエナメル線,五寸釘を使った”スーパー電磁石”。たくさんの釘が引きつけられ大感動!

2月4日(金)
 今日は立春,暦の上では春です。寒波も過ぎ去ったようで午後は時折晴れ間も見え,少しばかり暖かくなったような気がします。しかしこれから油断してはいけないのは,県内でも「インフルエンザ」「感染性胃腸炎(ノロウイルス,ロタウイルスなど)」などの感染症が増加していることです。今日は業間パワーアップタイムのあと,養護の先生からかぜやインフルエンザ,感染性胃腸炎の予防についてのお話がありました。やはり大事なのは,手洗いやうがい(緑茶を使うとカテキン成分が効果的)に励むこと,栄養をしっかり付けること,睡眠をしっかりとる(遅くとも9時30分には寝る)ことです。またこの週末には人混みをなるべくさけることも大切でしょう。学年末を控えこれから一日一日が大切になります。予防に努めましょう。
 →ノロウイルスによる感染性胃腸炎(弘前市医師会)
 →インフルエンザQ&A(日本医師会)

2月7日(月)
 今日の児童集会は,縦わりグループによる大なわとび集会が行われました。まだ寒さが残るこの時期にレクリエーション的なスポーツ集会で体を温め,久しぶりの縦割りグループでの親睦を深めようと企画されました。ルールはグループ全員が大縄に入り,3分間で合計何回跳べるかを競うものです。とはいっても元々練習があったわけではなく,まさに”ぶっつけ本番”。ルールは単純ですが,約20人が一斉に1回跳べるようになるまでが一苦労です。その分みんなで力を合わせて1回跳べた時のうれしさといったらたまりません。それでも今日の最高は8回を記録しました。またこのような機会があるといいですね。

2月8日(火)
 児童会の活動として取り組んでいる
「ありがとうの木」運動はスタートから間もなく2ヶ月が経過しようとしています。みなさん,一度は書いてみましたか? 今日現在のありがとうの木は,ご覧のような状況です。全部で64個の「ありがとうの実」が実っています。期間中全校ではおよそ2人に1人の割合で,人のために善いことをしたということになります。例を挙げると,「わたしがころんだとき”だいじょうぶ”と声をかけてくれてありがとう」「わたしがなやんでいる時,相談に乗ってくれてありがとう。おかげで気持ちがすっきりしたよ」「寒い日にも毎日早く集団登校の集合場所に来て低学年を守っている姿がすばらしいです。わたしもそんな6年生になりたいです」
 今月の目標は「進んで仕事をやりとげよう」です。人のために一日一度は善いことができるといいですね。そしてますます多くのありがとうの実が実っていくといいですね。


2月9日(水)
 今日はイギリス出身のテリー先生による2回目のALT学校訪問の日です。今回は1・3・5年生の授業と6年生の給食が対象でした。まず1年生の授業が2限目に行われました。1学期にキャサリン先生のALT訪問を経験しており,ボランティアの方のお手伝いもあってすぐに楽しくうち解けた雰囲気になり,歌やゲームを楽しみました(左上写真)。3限目の5年生の授業では,普段の英語活動の経験を生かして,まず英語で自己紹介。出身地イギリスの名所や名物を紹介してもらったあと,体の部分を英語で伝言し黒板に描くゲームを行いました(右上写真)。誰が書いたんだか,すばらしい絵ですね… 給食は最後のALT訪問となる6年生とともに会食をしました(左下写真)。今日の献立はおでん,和風の食事はいかがだったでしょうか。5限目は3年生の授業です。ジャンケンを交えて"Can you do this?"いろいろなものまね(?)で子どもたちもノリノリ! とても楽しい一日でした。
 →行事紹介「第3回ALT学校訪問」

2月10日(木)
 明日から3連休。そして連休明けの来週は早くも2月も後半,つまり3学期も後半戦突入です。つい最近2005年を迎えたばかりのような気がしますが,まさに「1月は行っちゃう,2月は逃げちゃう,3月は去っちゃう」と言われように月日が去るのは早いものです。
 そんな中,6年生は卒業に向けた活動がヤマ場を迎えています。写真は卒業文集作りです。6年間の思い出や自分のプロフィール,自分たちの未来の予想年表,寄せ書きなどを集めた約250ページの大作が出来上がる予定です。そのほか図工や習字の卒業制作,CATV番組収録,まほろば学習のまとめ,6年生を送る会の出し物など,何かと忙しい日々です。6年生にとっては小学校に登校するのはあと23日。一日一日の重みがますます増していきます。
 明日から3日間,「ホームステイin丸岡」が行われます。宮崎県延岡市の児童との久しぶりの対面です。雪国福井で楽しい思い出を作って下さい。

2月14日(月)
 突然ですが,みなさんは「ごはん」「パン」「めん類」のどれが好きですか? 今日の
学校集会で,校長先生がお話の中で児童のみなさんに問うたところ… 米作りがさかんなこの地域にしては意外や意外,最も多かったのが「パン」と答えた子でした。好き嫌いというよりも,あるいはごはん食は当たり前に過ぎると言うことなのでしょうか…
 その校長先生のお話の中で,
「ごはん・お米とわたし作文コンクール」で見事最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた,鯖江市の小学生の作品が朗読されました。「心と命をつないだおにぎり」という題で,あの福井豪雨で被災し,家族とともにおにぎりを炊き出した体験談がつづられています。おにぎりは簡単にできて,しかもみんなに元気とパワーを与えてくれるものだというのです。
 何気なく食べているごはん食でしょうが,その良さとありがたみを改めて感じ取ってほしいものですね。

 ※最優秀作品については,下記のアドレスをコピーし,頭にhを付けるとご覧いただけます(直接リンクはしません)。
   鯖江市教育研究所のページ ttp://www.city.sabae.fukui.jp/section/kyoikukenkyu/osirase.html

2月15日(火)
 今日のダイアリーの話題は2つ。まず5限目に
5年体育(保健領域)の研究授業が行われたことからです。「心と健康」の単元で,高学年として心が発達する中,不安や悩みを抱いた時にどのような対処法をとるかについて考え,話し合いました。子どもたちや担任の身近で具体的な経験を挙げて話し合いましたが,もともと人前で話しにくい内容にもかかわらず,活発な意見交換が行われました。
 6限目には
丸岡中学校入学説明会が6年生児童を対象に行われました。丸岡中からは校長先生と生徒指導主事の先生が来られ,丸岡中学校の生活,学習活動,行事,部活動,持ち物,服装などについて丁寧なお話がありました。まだほとんど知らない中学校生活に,期待と同時にやや不安を抱いていた子どもたちでした。しかし「クラス分けはどのようにするのですか」「学校生活に早くなじむにはどのようにしたらいいのですか」などと積極的に質問ができ,その不安はある程度ぬぐうことができたことでしょう。なお夜には,中学校及び教育委員会による保護者対象の説明会も行われ,二校化関連も含めて説明と質疑が行われました。
 →丸岡中学校ホームページ

2月16日(水)
 実は今日が
クラブの最終日です。この先の水曜6限は,2月代表委員会,3月委員会活動,3月代表委員会ときて,その次は卒業式です。各クラブでは最後の締めの活動や評価活動が行われました。ここクッキングクラブでは,サンドイッチ・ホットドッグ作りで最後のクラブを楽しんでいました。一方科学クラブでは26日の「サケ旅立ちのつどい」の発表に向けた準備も行われ,実際にはまだまだ活動が続けられます。6年生にとって小学校でのクラブ活動はこれで終わり。クラブ活動で学び伸ばされた個性や特技を,中学校での部活動にもつなげていってほしいものです。

2月17日(木)
 6年生を送る会は3月4日に行われます。今年も5年生を中心に企画や運営が行われ,在校生による出し物や作り物,卒業生の出し物などの準備も進行中です。出し物の内容もほぼ決まり,5年生によるプログラム制作に入ります。このほか5年生は司会のシナリオ作りやクイズの企画など,密かに(!?)進められています。今日は6年生を縦割りグループごとに撮影,これは一体何になるのでしょうねぇ? 楽しみですね。そして5年生をはじめ在校生のみなさんはこれから準備に忙しくなるでしょうが,頑張ってください。


2月18日(金)
 今日は5年生家庭科の研究授業が行われました。題材は「快適な住まい方のくふう」で,今日は自分が選んだ課題に沿って調べてまとめたことを,ポスターセッション形式で発表するものです。調べた課題は,地震や火事に対する備え(非常持ち出し袋など),住まいの暖かさ(暖房器具の歴史や長所短所など),風通しのくふう(沖縄などの住まいやエアコン),採光(日光の取り入れ方など)等さまざまです。発表形式も模造紙や紙芝居,パソコンなどそれぞれに工夫されていました。そして声の大きさや視線などに注意して他の人に分かりやすく発表することを目標にしています。校内の先生方はもちろん,家庭科のゲストティーチャーとしてお世話になったおばあちゃん方も招待し,発表会に臨みました。最初は緊張もあったようでしたが,質問も交えながら和気あいあいとした雰囲気ので発表会でした。
 おとといには地球温暖化の防止のため,二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減を先進国に義務づけた
京都議定書が発効され,日本は2012年までに二酸化炭素排出量を今よりも14%減らす必要があります。その目標を達成するためにも,今日学習した成果を自分の生活にも生かして,例えばむだのない冷暖房や採光の工夫を考えていってほしいものです。

2月21日(月)
 冬型の気圧配置が再び強まり,福井県地方にも雪が降り積もっています。冷え込みが厳しく真冬に逆戻りしたようでもあるので,雪道での登下校の安全に注意し,体調管理にも十分注意してください。
 今日のなるかっ子タイムは
児童集会です。各委員会や児童会執行部から,活動報告や委員会活動や学校生活を改善するためのお願いなどが発表されました。「ありがとうの木運動」は着実に成果を上げていますが,期間は残り1週間ほどになりました。一人でも多くの参加をお願いします。また放送のことや廊下の歩き方,給食の後始末などまだまだ改善すべきこともありますが,残り少なくなった今年度において,全校のみんなが努力していってほしいものです。


2月22日(火)
 今日は話題豊富な一日でした。写真にはありませんが,マルチメディアクラブ制作の「なるかひやりマップ」が,福井県県民生活部主催の交通安全スクールホームページコンテストで,小学校部門最優秀賞を受賞し,本日校長先生ならびに代表児童出席のもと表彰式に参加しました。小学生らしいデザインや,地域の取り組みの紹介などが特に評価されたものです。
 午前中には
新入生体験入学が行われ,来年本校に入学する幼保園児たちが,1年生の授業を参観したり,昔あそびを楽しんだりしました。今日のために1年生の”おにいちゃん,おねえちゃん”たちが準備をいっしょうけんめいにしてくれました。姿勢を正しくして先生のお話をしっかり聞いている姿,昔の遊びを幼保園児のみなさんに優しく教えている姿は,この一年間の立派な成長の姿を感じます。幼保園児のみなさんも,春の入学が今からまちどおしいですね。
 午後には6年生が「いきいきプラザ霞の郷」へ
校外学習に出かけました。まず「福祉と行政との関係」について,社会福祉協議会の方の案内で福祉保健センターを見学しました。今日は地域の高齢者の方々が和室やカラオケルーム,福祉風呂などを大いに利用されていました。中をのぞくような見学はあまりできませんでしたが,霞の郷がこれほどまでに盛んに利用されていることを知り,地域の人々の願いにより巨費を投じて建設された福祉施設が,住民の方にとってとても役に立っている施設であることを実感しました。後半はデイサービスセンターで共におやつ作りを楽しみました。最初はお互い緊張していましたが,クレープ作りを通してしだいに会話も弾むようになり,おじいちゃん,おばあちゃん方からは孫のようにかわいがってくださいました。わずかな体験でしたが,子どもたちにとっても”心のバリアフリー”を達成した喜びを感じました。
 →「学年紹介 6年生」
 →「交通安全スクールホームページコンテスト(福井県県民生活部青少年・県民安全課)」
 →「なるかひやりマップ」   →「いきいきプラザ霞の郷」

2月23日(水)
 今日のなるかっ子タイムは,6年生を送る会で全校児童が合唱する歌の練習が行われました。曲はSMAPの「世界に一つだけの花」,2月以降朝の歌として歌っている曲です。いつもはCDに合わせて歌っているのですが,今日はミュージッククラブの演奏に合わせて歌いました。風邪による欠席もあって完全な状態ではありませんでしたが,それでも子どもたちの元気で高らかな歌声が体育館に響き渡りました。6年生を送る会まであと1週間あまり,どんなイベントになるか今から楽しみですね。

2月24日(木)・25日(金)
 風邪やインフルエンザが流行っています。欠席者数も目立って増えてきました。週末には人混みへの外出を極力控えるなど過ごし方に注意してください。
 そんな状況で,ダイアリーも昨日今日の合併号でお送りします。ご了承下さい。この2日間,大掃除・ワックスがけが行われました。子どもたちは教室(25日は特別教室や廊下)の水ぶきを行いました,勤勉な子どもたちのがんばりで,作業は順調に消化され,見事にぴかぴかになりました。本当にごくろうさまでした。子どもたちの下校後,教職員によるワックスがけが行われ,美しく仕上がりました。

2月26日(日)
 今日は,九頭竜川資料館で10時から
「サケ旅立ちのつどい」が行われました。
 鳴鹿小学校では,科学クラブの活動として,昨年12月6日に資料館より約50個の「発眼卵」をいただきまして,サケのふ化や稚魚の飼育に取り組んできました。日増しに大きくなるサケの成長を,クラブ員はもちろん全校児童で見守ってきました。
 今日はいよいよ放流の日です。会場では,各学校の代表者が飼育活動が発表されました。本校の6年生科学クラブ員も大変立派に発表することができました。その後,永平寺川に移動して放流です。全部で600匹のサケの稚魚が元気に旅立ちました。6年生のみなさんが高校へ入るころにもどってくる予定です。いつまでもサケが帰る環境を守っていきたいですね。
 また,鳴鹿子供会育成会主催の
「ドッチボール大会」が鳴鹿ふるさと会館を会場に行われました。最近,風邪をひいている児童も多かったので心配もしましたが,たくさんの児童が集まり,体育館の中は子どもたちの歓声や声援が響いていました。どのチームも,チームワークはばっちりで,元気いっぱいにがんばっていました。楽しかったですね!