鳴鹿っ子ダイアリー  2005年10月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
※10月は分量の関係で2ページに分割しています。 →10月14日以前はこちら



10月16日(日)
 鳴鹿ふるさと会館で「なるか公民館まつり」が開かれました。朝早くから大勢の地区のみなさんや児童のみなさんでにぎわっていました。アリーナでは鳴鹿小学校全児童の絵画作品をはじめ多くの芸術作品が展示されました。またスポーツ少年団をはじめとしたステージ発表も行われ,観客から盛大な拍手を受けていました。そして子どもたちの楽しみは何と言っても模擬店コーナー。スマートボールやスーパーボールすくい,くじ引きなどの遊びや,わたがしやポップコーン,焼き鳥などのコーナーでは子どもたちでにぎわい,行列を作っていました。
 →「鳴鹿公民館」ホームページ

10月17日(月)
 4年生国語「一つの花」(今西祐行作)の授業が校内研究で行われました。場面は,体があまりじょうぶではないお父さんがいよいよ戦争に行かねばならない日。「一つだけ…」が口ぐせの小さなゆみ子に対する母親と父親の気持ちを読み取ろうというものです。読みを深めるために,あらかじめ全文の視写を用紙に行い,表現や人物の気持ちなどの気づきをメモに取らせました。また物語文の読むとき,例えば悲しく読む,やさしく読むなどを記号を書き込み,なぜそのように読むのかを話し合って読みを深めていきました。戦争が主題であり,4年生の子どもたちにとって難しいところもあるかもしれませんが,本当は戦争に行きたくないというつらい気持ち,どんなにつらいことがあっても強くやさしく生き続けてほしいという父親からゆみ子への愛情など,文章に直接表れていない気持ちにまで深めて読み取ることができました。


10月18日(火)
 国民文化祭ふくい2005の一環として,あわら市実行委員会が取り組んでいる『夢のたねプロジェクト』に,鳴鹿小学校の児童も参加することになりました。今日は,実行委員の山口さんを始めとするボランティアの方々が来校し,プロジェクトの解説や夢の種の作り方などを丁寧に教えてくださいました。児童たちは,縦割りのグループに分かれ,それぞれの夢を種に書き込みました。自分たちの種が,実際にどのように夜空に舞うのかを仮想体験した後に,種をポストに入れました。あわら市に届けられた種は,10月29日(土)に,芦原小学校上空30mからまかれ,夜空を彩るそうです。みんなの夢が,叶うと良いですね

 →「鳴鹿っ子ダイアリー」10月29日号へ
 →行事紹介「夢のたねプロジェクト」  →「夢のたね」プロジェクト特設HP

10月19日(水)
 今日から後期クラブのスタートです。前期とは違うクラブに入り、新しい取り組みや、新しい自分を発見して下さい。写真は、後期から新しく始まった、ソーイングクラブの様子です。いろいろな縫い方の練習や小物作りをしていきます。男の子も女の子も一生懸命に取り組んでいて、意欲満々です。そのほかのクラブも楽しくスタートできました。みなさん、頑張って下さいね。



10月20日(木)
 2年生は,生活科の「町ともっとなかよくなろう」という学習で,路線バスを使って,丸岡町民図書館と霞が城公園へ行きました。
 町民図書館では,館長さん自ら図書館の説明をして下さいました。1年間におよそ8,000冊の新しい本を購入すること,丸岡町民一人あたり5冊の蔵書があることなどを教えていただき,普段は入れない中野重治文庫や小葉田文庫,書庫にも入り,中を見せていただきました。その後,自分が好きな本を選んで借りました。たくさんの本があるので,選ぶのに迷ってしまい大変でしたが,とても楽しく選びました。
 丸岡城の下にある霞が城公園では,短い時間でしたが,秋見つけをしました。紅葉にはまだ少し早いようでしたが,もみじの葉が少しずつ色づきつつありました。
 行きと帰りの路線バスでは,一般のお客さんも乗っており,隣同士になったおじいさんと話をしたり,おばあさんに「どこの小学校?」と聞かれ答えたりしている様子が,なんともほほえましく感じました。自分でお金を払うのもどきどきしましたが,楽しく帰ってくることができました。
 →「丸岡町民図書館」ホームページ

10月21日(金)
 どろんこ教室「さつまいもの収穫」の様子を写真で紹介します。鳴鹿小学校では,全校で<低学年は生活科・高学年は総合的な学習の時間>さつまいもの栽培をしています。勤労生産体験学習の一環として取り組んでいます。春に植え付けた苗がみるみるツルをのばしてたくさんの葉をしげらせました。午後から,1・3・4年生がさつまいも畑に出かけました。大きく育ったさつまいもの発見にいたるところからうれしい歓声が・・。収穫されたさつまいもは,子どもたちが持ち帰ります。今日は,さつまいもの天ぷらかな・・




10月23日(日)
 10月22日(土)から11月3日(木)までの日程で,「第20回国民文化祭 ふくい2005」が始まりました。昨日は皇太子殿下をお迎えして,福井市のフェニックス通りで「オープニングパレード」,そして越前市のサンドーム福井で「開会式」が行われました。雨の中行われたオープニングパレードには,丸岡文化少年団に所属する本校児童も「ふれあい連」として参加し,世代や地域を越えた交流の縁を表現しました。
 国民文化祭では県内全市町村でイベントが開催されます。丸岡町のイベントとして,本日10時30分から「ふみがたり 富美がたり 史がたり 
詩歌と手紙のメッセージ展」が丸岡町民体育館で開催されました(プロローグとして昨夜,「丸岡城百話」が行われました)。「たのしみは〜とき」で知られる橘曙覧(たちばなのあけみ)の連作短歌を現代によみがえらせた「平成独楽吟(どくらくぎん)」,そして「日本一短い手紙」で全国に知られる「一筆啓上賞」をコラボレートしたイベントです。多彩の出演者による朗読や作品の展示を通して様々な人間模様や喜怒哀楽を表し,詩歌や手紙の文字文化を通して「言の葉」の持つ魅力を最大限に伝えようというものです。
 この朗読には本校児童7名をはじめ丸岡町内の小中校生(一筆啓上賞)や福井市湊小学校(平成独楽吟)が参加し,詩歌と手紙の朗読を行いました。練習の時間はあまりありませんでしたが,一筆啓上賞の過去の入賞作を,心をこめて上手に朗読することができました。一筆啓上賞選考委員である小室等さん(シンガーソングライター),中山千夏さん(作家),福島泰樹さん(歌人)による多彩な演出を交えた朗読も行われ,最後に出演した児童生徒とともに朗読によるフィナーレを飾りました。
 →「第20回国民文化祭ふくい2005」  →「丸岡文化振興事業団(国民文化祭丸岡町実行委員会事務局)」
 →「丸岡町HP(イベントのライブ中継を行っています)」   →「丸岡文化少年団(丸岡五徳会)」

10月24日(月)
 後期の委員会活動が既に始まっています。今日の児童集会では,後期委員会活動の活動予定が,それぞれの委員長より報告されました。6年生にとってはいよいよ最後の配属となるだけに,なかなかの意欲がうかがえます。発表も慣れたもので,今日は「2秒間ダンス(!?)」を取り入れたビューティフル(美化掲示)委員会をはじめ工夫を凝らした発表が見られました。また保健委員会からは「目の体操」の発表がありました。@目をぎゅっと閉じる→Aぱっと開く→B左を見る→C右を見る→D上を見る→E下を見る→Fゆっくり右回り→Gゆっくり左回り お家でもぜひやってみましょう。また,今日は2mのビニルひもを配りました。テレビから2m離れて見ましょうという意味です。こちらもお家でやってみてください。






10月25日(火)
 ついに来ました今日は,待ちに待った,泣く子もだまるマラソン大会です子どもたちは,今日のために,毎朝毎朝自主トレーニングを繰り返してきました。みんなの頑張りが天に届いたのか,今日は抜けるような快晴です本校のマラソン大会は,1年生以外は公道を走るため,レース途中の順位が見えません…。しかも,異学年と同時スタートなので,走る方も応援する方も,ものすごくエキサイトしますさあ,その結果やいかに(…大会新記録が続出でした



10月26日(水)
 本日,午前中,第4回全国学校ビオトープ・コンクールの2次審査会(現地審査会)がおこなわれました。2次審査には,審査員として,青木様(日本生態系協会)と坂田様(福井県安全環境部自然保護課 自然公園管理グループ)のお二人が来校して下さいました。まず,校長とビオトープ担当から学校ビオトープの取り組みについて説明をおこない,審査員より,詳細にヒヤリングがおこなわれました。その後,現地調査をおこないました。ちょうど,「鳴鹿っ子タイム(業間:クラスタイム)」になり,たくさんの児童がビオトープに集まり,普段の休み時間の様子を見ていただくことができました。直接,子どもたちへの質問もありまして,ちょっと緊張の場面もありました。この2次審査の結果から,12月中に最終審査(全国10校)への連絡が学校にあるとお聞きしました。とても待ち遠しいですね。でも,大切なことは,このビオトープは,全校児童・職員と保護者・地域の方々の協力で作り上げた大切な宝物です。今後も環境教育の生きた教材として活用していきたいと考えています。これまでの当校の研究実践が全国に認められたことがとても誇れることだと考えています。
 →「〔財〕日本生態系協会/学校ビオトープ2005」ホームページ


10月27日(木)
 今日は久しぶりに5年生が育てたバケツ稲の話題を紹介します。2学期の入ってからのバケツ稲の生育状況は,夏休み中に持ち帰った家の環境からか多少ばらつきがありましたが,10月上旬までには穂も熟し,11日に刈り取りが行われました。その後10日ほどの天日干しを行い,今週からいよいよ脱穀(だっこく)ともみすりの作業に入りました。
 脱穀は,びんの中でわりばしの間に穂をはさみ,穂を引くともみが取れていきます。脱穀は今ではコンバインによる稲刈りと同時に行われ,江戸時代中期には「千歯こき」という道具が登場していましたが,今回はそれ以前の主流であった「こきばし」と同じ方法で挑戦してみたわけです。「簡単に落ちて気持ちいい」「とても楽しい」との声が連発していましたが,それはたった1株の稲を相手にしてこそ。本当に稲作だったら,ずいぶん時間もかかって大変なことでしょう。そしてもみすりの作業に入ると,一転して根気のいる作業に… いろいろな方法を試してみましたが,今のところはマニュアルにある,すりばちと野球ボールを使った方法がベターのようです。弥生時代の銅鐸(どうたく)の絵には臼ときねで脱穀をする様子が,江戸時代の絵にも土臼を使ってもみすりを行う様子が描かれていますが,かなりの重労働だったと察せられます。もみすりは今日も時間を見つけては少しずつ行っています。あえて機械力を使わずにトライしていますが,手間暇をかけることで自分たちが育てたお米に対して,ますますの愛情がわくことでしょう。


10月28日(金)
 ハロウィンです今日は,6年生のハロータイムで,ジャコランタン(カボチャのランプ)の作り方を教えて頂きました。タイラー先生ご夫妻から本場仕込みのノウハウを伝授して頂いた後,子どもたちは,鳴鹿仕込みのアイデアでユニークなランタンを作りあげました。最初は,カボチャの巨大さに度肝を抜かれましたが,いったん活動を始めると,大喜びで中身をくり抜いていました。完成したランタンのろうそくに火をともすと…見慣れた図工室が,幻想的な世界に一変するのでした…


10月29日(土)
 「第20回国民文化祭 ふくい2005」。今日はあわら市の芦原小学校湯のまちグラウンドで,現代美術展の一環,高橋匡太ライトアート「夢のたねプロジェクト」が催されました。かえでの種をモチーフに,子どもたちの願い事などが記されたLEDの「夢のたね」は,その数約1万個。そのうち約150個には,18日に制作した鳴鹿小学校の子どもたちの夢が刻まれています。
 いよいよ今日が幻想的なショーの本番です。日中は荒天だったものの,願いがかなったのか夕方には雨風ともにやみ,コンディションも整いました。午後7時,照明が消され,「夢のたね」を乗せた熱気球が上空に浮かび,青白く光る1万個の「夢のたね」が上空から舞い降りました。夜景や花火でも経験したことのない全く新しい「光の芸術」に,場内約3000人の観客も酔いしれました。
 
※10月30日更新
 →「鳴鹿っ子ダイアリー」10月18日号へ
 →行事紹介「夢のたねプロジェクト」  →「夢のたね」プロジェクト特設HP


10月30日(日)
 今日は愛育会資源回収・奉仕活動の日です。今日の作業内容は,学校と新鳴鹿地区の2カ所を拠点とした資源回収,側溝の土上げ,木製遊具キシラ塗り,サッカーゴール塗装,グラウンドのラインロープ張り,草刈りです。
 天気予報と昨日の荒天から,本日予定通りの作業が行えるか心配でしたが,朝から意外にも素晴らしい天候に恵まれ,たくさんの保護者の方々や,高学年を中心に多くの児童たちも参加して,とてもスムーズに作業を終えることができました。公私共にご多用のところ,ご協力ありがとうございました。


10月31日(月)
 今日から読書週間(10/31〜11/11)。 初日は、児童集会に、ライブラリー集会として、委員会の取り組みや感想文の書き方の劇を発表しました。委員会の児童による紙芝居、先生方のお薦めの本の紹介、読書感想文の発表、おすすめ図書コンクールの出品の取り組みなど、いろいろな企画を用意しています。写真は、おすすめ図書の感想文の書き方に困っている人に、スーパーマンがヒントを与えている一こまです。この機会にたくさん本を読みましょう。親子で本を読むのもいいですね。
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