鳴鹿っ子ダイアリー  2005年11月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
※11月は分量の関係で2ページに分割しています。 →11月14日以降はこちら 

11月1日(火)
 今日は月頭の学校集会の日です。今はスポーツの秋,そしてこれからは読書の秋でもあります。校長先生からは,まずバドミントンなどスポーツ少年団,そして今行われている国民文化祭での子どもたちの活躍ぶり讃えるお話から始まりました。そしてこれから大切なことは,植物が肥料や日光を得て育っていくように,みなさんがしっかり”栄養”をもらって健やかに育っていくことです。その”栄養”とは食べ物のことばかりではなく,本をたくさん読んで得られる生き方や考え方などもそうです。みなさんもしっかり読書の習慣を身に付けましょう。
 今月の生活目標は
「思いやり・感謝の気持ちを持とう」です。それとも関連して行われている児童会の募金活動,今日から回収期間に入りました。さっそく多くの子どもたちが募金箱に小銭を詰めて持ってきてくれました。ごく小さなお金と思いやりの気持ちが集まれば,人を助け幸せにする大きな力になります。これからもぜひご協力をお願いします。

11月2日(水)
 今日は4年生のある取り組みについてご紹介します。ある取り組みとは,10月頃からにわかに始まった「ミニビオトープ」作りです。最初は,数人のグループがバケツに捕獲した昆虫やメダカなどを入れて観察をしてましたが,いつの間にかそのバケツが1個・2個と増えていきました。最初はそれでも楽しそうにやっていたので静観していましたが,いっそのことみんなで少し大きめのビオトープを作ってはどうかと話しました。担任の先生との協力で学級会を開いて話し合いが始まりました。話し合いの結果,学校園にミニビオトープを作ることになりました。早速,決まったことを校長先生にお願いに行き,理解をしていただくための交渉が始まりました。一生懸命に説明する子どもたちに校長先生から無事了解を得ることができました。業間や昼休みを利用した活動になりますが,それはもう誰もが一生懸命です。これから,ホームページで子どもたちの様子をご紹介していきます。





11月4日(金)
 5年生と3年生が九頭竜川資料館「わくわくRiverCan」へ校外学習に出かけました。5年生の理科には,1学期に「生命のたんじょう」,2学期に「流れる水のはたらき」といった単元があります。九頭竜川中流域の鳴鹿大堰付近は,今週あたりから産卵するために川をそ上するサケが見られるようになりました。サケのそ上の観察と,「流れる水のはたらき」で実際の川の様子の観察を兼ねて校外学習を行いました。またサケのそ上という貴重なシーンを見られるとあって,3年生も同行することとなりました。
 「わくわくRiverCan」では,まずライブシアターと「クロタツ君」によって九頭竜川の様子や鳴鹿大堰の役割について説明がありました。上流から下流までの川の変化や流れのかたむき,石のちがい,洪水と治水の歴史など,「流れる水のはたらき」に密接に関わる学習ができました。航空写真でも上流から下流のすべての様子が分かりますし,川の流れの様子や川にある石については,帰りにも河原に立ち寄って実際の様子を観察しました(写真は下の方)。
 次に脇にある永平寺川でサケの観察を行いました。川には力尽きたサケが確認できましたが,館長さんから人工授精のために今日捕獲したサケを見せていただきました。河口から約30km,子孫を残すために一生懸命ここまではい上がってきたサケは,体もボロボロ… 自然のたくましさを感じます。
 魚道の観察のあと,いよいよ人工授精の体験が行われました。係員の人たちが取り出したメスの卵に,オスの精子をかける作業を児童も体験することができました。この受精卵は県内各学校で発眼卵から稚魚まで育てられ,再び放流される予定です(もちろん当校も昨年に引き続き参加を予定しています)。これからも生命のつながりや生命の尊重について考えていきたいと思います。
 
※一般の人が無断でサケを捕獲することは,法律により禁じられています!
 →九頭竜川資料館「わくわくRiverCan」ホームページ



11月5日(土)
 今日は,愛育会「研修委員会」と「母親委員会」が合同委員会で企画しました,「親子福祉体験教室」がおこなわれました。社会福祉協力校に委嘱され3年目の実践です。今年は,丸岡町社会福祉協議会から南出さん,岡本さん,県立大学からボランティアお二人の4名を講師としてお招きし点字コーナー,車いす・手話コーナー,アイマスクコーナー,貼り絵・ビデオコーナーをウォークラリー形式で親子体験をしました。
 また,各学級にて第2学期の学級懇談会を開催しました。学年に応じたテーマをもうけて話し合いがおこなわれました。ご協力ありがとうございました。

 この「親子福祉体験学習会」・「学級懇談会」の開催に至るまで,研修・母親委員会の皆様,学級委員会の皆様には企画運営に多大なご協力をいただき,誠にありがとうございました。児童も保護者の皆様も何か優しい気持ちになれる時間ではなかったかなと思います。すばらしい企画を感謝いたします。
 →行事紹介「親子福祉体験教室・学級懇談会」

11月8日(火)
 土曜日との振替により,鳴鹿小学校の”今週”は今日が始まりです。去る土曜日には「親子福祉体験教室」が行われましたが,社会福祉協力校としての取り組みはまだまだ続きます。今日のなるかっ子タイムは,児童集会として各教室でビデオを視聴しました。そのビデオとは,中央共同募金会から寄贈いただいた「赤い羽根アニメーション ありがとうのヒミツ」です。小学生の男の子が高齢者とはち合わせになって,何と小学生が高齢者に入れ替わってしまったという設定。高齢者になってしまったことで体がが思うように動かず…  長くなってしまうので,あらすじはこれくらいにとどめておきますが,福祉の心やいたわりの気持ちを理解してくれればと思います。そして現在活動中の児童会募金運動により一層の協力をしてもらえたらと思います。
 また今週末の12日(土)には,霞の郷で「
丸岡町社会福祉大会」が行われます。ここでは当校が3年間取り組んできた社会福祉協力校としての実践報告を行いますが,それを4,5年生の子どもたちが手話を交えて発表します。先月の終わり頃から練習に励み,残り1週間を切った今日からは,体育館でプレゼンテーションと合わせ,せりふを覚えながら最後の調整に努めています。本番は自信をもって堂々と上手に発表できるといいですね。


11月9日(水)
 今日はALT学校訪問の日です。今回から新しいALTの先生である米・ニューヨーク州出身のSarah(サラ)先生をお迎えし,なるかっ子タイムに「ウェルカムミーティング」を行いました。初めに児童会役員の5年生が,出身地や好きな食べ物,好きなスポーツなどの質問をして,先生に答えていただきました。その後,先生は準備をしてきて下さったプレゼンテーションの映像を見せながら自己紹介をして下さいました。町の様子や家族,ペットのことなど,児童はよく理解できました。先に児童からも質問があったように,好きな食べ物はapple pieで,日本食はsobaが好きとのこと。スポーツはswimmingのほか,lacrosseが得意で,実際に実演して下さいました。最後は先生がおっしゃったことをすべて2択クイズでQuestion! みんな覚えていたかな?
 授業では2年生・4年生・5年生の学級を訪問しました。それぞれの学級でまず自己紹介に始まり,その自己紹介も4年生は自分の好きなものを,5年生は兄弟姉妹など家族構成やペットなど,これまでの学習活動を活かして行われました。さらに色に関するゲームや,"Thanks Giving Day"のことなど,楽しい英語活動を工夫して下さいました。



11月10日(木)
 丸岡町の小学6年生がスポーツランドに一堂に会し,サッカー交歓会が行われました本当は9日(水)の予定でしたが,お天気の都合で今日に延期となりました。我が鳴鹿小チームは,高椋小3組・平章小1組との対戦でした。なお,鳴鹿小だけではメンバーが足りないため,長畝小の児童にお助けマンをお願いしました(…本当にありがとうございました)みんなで力を合わせて頑張った結果,一勝一敗の成績となりました。他校とのふれあいもバッチリできて,朝の緊張した表情も,夕方までにはステキな笑顔に変わっていました




11月11日(金)
 今日で読書週間が終了しました。この期間、ライブラリー委員会の児童によるさまざまな取り組みがあり、楽しく読書に親しむことができたようです。初日のライブラリー集会から始まって、先生方のお薦め図書の紹介や、各学年代表の読書感想文の朗読(上の写真6枚)や、委員会による紙芝居、おすすめ図書の取り組みなど、2週間という短い間でしたが、読書への意欲が高まったようでうれしく感じます。これからも読書に親しみ、知識を増やしたり、やさしさを感じたり、物事を感じる力が育ってほしいと願っています。
→2ページ目へつづく(11月14日〜)