風力発電完成
 
2004年11月3日
 今日,「まほろばネイチャービオトープ」に待望の「風力発電」が完成しました。
 まほろばビオトープは,昨年度の「まほろばネイチャービオトープ整備計画」
「太陽光発電」を利用した簡易循環ポンプシステムが完成しまし,太陽の光を受けて毎日稼働しています。しかし,太陽光発電の特徴である曇りの日や雨の日は発電量が極端に減少し,途中でポンプが停止してしますことがよくあります。そこで,自動車のバッテリーを利用し発電した電気を蓄電をしていますが,なかなか思うように稼働していないのが現状でした。今後,冬をむかえ,ますます太陽光での限界が予想されていました。
 そこで,今年度の
「まほろばネイチャービオトープ整備計画第3弾」「風力発電機」を利用した簡易循環ポンプの完成です。これで,太陽光と風力の両方で自然エネルギーを取り込むことができるようになります。今回,取り付けた風力発電機は最大出力120Wの優れものです。天候がくずれがちになるこれからの季節の活躍に期待しています。
 本校の環境教育は,まだまだ研究途中ですが,今後「まほろばネイチャービオトープ」に生きる様々な動植物へのふれあいを通して,あわせて今日的な問題でもある
「エネルギー問題」を自然エネルギーの有効活用を実践していくことで,児童の豊かな心と科学の学習に生かしていきたいと考えています。今後とも地域の方々のご支援・ご協力をお願いいたします。
保護者の方に駆けつけて頂き,早朝より,大型の重機を持ち込んでの作業になりました。待ちに待った風力発電の取り付けです。 風力発電機のポールは既存の太陽光発電のポールにU字ボルトでしっかり固定することにしました。パイプ内への防水のためシリコンを塗っています。
太陽光のポールに金具で固定しています。高い場所での作業です。確実にボルトで固定できました。 途中,愛育会(PTA)会長も激励に駆け付けて頂きました。保護者の方々の協力なしではできない事業で本当にありがたいことです。
備え付けられたポールに発電機が固定されています。羽根が約100cmあります。作業中も風を受けて回り始めるので大変でした。 ポールの中を風力発電機からのビニルコードが見えます。このコードに電気が流れてきます。たくさん発電してほしいですね。
発電機の固定でき,風車が風向きにより方向を変えるか確かめています。もうこれでOK!高い場所での作業ご苦労様でした。 秋空に風力発電機が映えますね。なんと美しい姿でしょうか。しばらく全員で見入ってました。これで,ビオトープのエネルギー問題は解決です。
垂れ下がったコードを固定しています。見栄えも肝心です。細かいところまで配慮していただきありがとうございました。 風力発電機が取り付けられて,築山から記念撮影です。秋晴れに恵まれ,鳴鹿地区の保護者にご支援を頂き,今後ますます進化し続けるまほろばビオトープです。子どもたちの歓声が聞こえそうです。