卒業記念樹を植樹
 
2007年3月9日
 6年生はこの日,卒業記念樹の植樹を行いました。この記念樹は卒業記念品として頂くもので,6年生の学級委員さんを中心に準備を進めてきました。また樹種や植樹の場所,方法などについて,学校近くにあります福井県総合グリーンセンターの「緑の相談員」の方にご尽力を賜りました。今回植樹したのは,高さ4m程のハナミズキ(花水木)です。ハナミズキは北米原産の落葉高木で,大正時代に当時の東京市(尾崎行雄市長)がアメリカにソメイヨシノを贈った際の返礼として,アメリカから東京市に贈られたという故事があります。緑の相談員の方からそのお話をいただいたあと,さっそく植樹作業にかかりました。植樹した場所はビオトープ南側で,4日の「サケ旅立ちのつどい」の後に6年生の保護者のみなさんに集まって頂き,穴掘りなど植樹の準備を行ってきました。今日はそこへ新しい土や堆肥を入れていただき,緑の相談員の方のアドバイスをいただきながら,6年生全員で植樹を進めました。脇には6年生手書きの標柱も立てられ,立派な卒業記念樹となりました。卒業生となっても,通りがかるたびにこの木を眺めることができるので,よい思い出の印になることでしょう。また在校生もみなさんも,この木を大切に守り育てていきたいですね。大変立派な木を頂くことができ,本当にありがとうございました。
典型的な暖冬だったこの年ですが,3月に入ってからこの冬一番の寒波が訪れました。雪の残る中での作業です。 今回の植樹にあたって大変お世話になったのが,福井県総合グリーンセンター「緑の相談員」の今井さんです。
樹高約4m,立派な枝振りのハナミズキです。この木を確保するのに,今井さんや学級委員さんに大変な尽力をいただきました。 いよいよ植樹開始です。事前に6年生の保護者のみなさんに穴掘りをしていただいたので,作業がやりやすかったです。
植樹場所に選んだのがビオトープの裏手。学校の敷地は通常植樹に向かない地盤が多いらしく,やはりビオトープ近辺がベストとのことでした。 みんなで土を盛って,倒れないようにします。この土も保水性などの観点から選んでくださいました。
脇には6年生手書きの標柱も立てられました。卒業記念としていつまでもいい思い出に残ることでしょう。 今井さんや学級委員さんも囲んでの記念撮影。このメンバーが将来再会するころには立派な木になっていることでしょう。
植樹後のハナミズキです。周辺の木に劣らない立派さです。 標柱の4面に書いてある文字はすべて6年生の手書きです。これも立派な卒業記念品です。
さて,植樹から約2ヶ月弱のゴールデンウィーク期間中,さっそく鮮やかな花をたくさんつけていました。 ハナミズキは赤い花と白い花がありますが,赤い花の方が稀少だとのこと。これからも毎年美しく咲き誇ることでしょう。