鳴鹿っ子ダイアリー  2004年7月
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。

7月1日(木)
黄金色のカエルを発見! 7月最初のダイアリーは景気よくこの話題から始めたいと思います。鳴鹿地区の方が水田でこのカエルを発見し,今朝本校に届けてくださったものです。これは「アルビノ個体」とよばれる色素異常のカエルのようで,大変珍しいと思われます。アマガエルは普通「黒」「青」「黄」の3色の色素を持っていて,「青」×「黄」=「緑」色で普通のアマガエルの色になります。しかし「青」の色素がない突然変異がおこると,このような黄金色のカエルになるそうです。ですから,「黄」の色素がない「青」カエルや,「黄」も「青」もない「白」カエルもあり得るようです。ただ色素がないので紫外線に弱いとか,保護色(まわりの草と同じ緑)になれないので敵にねらわれやすいとかいう問題があるので,長生きしていくのは難しいようです。ぜひ大事にしたいですね。

7月2日(金)
1年生が
生活科の校外学習でグリーンセンターに出かけました。今日は公園の草花や生き物たちとふれあいました。低学年ボランティアの方にもいっしょに来ていただき,草花の名前を教えてもらったり,葉っぱを使った遊びを教えてもらったりしました。葉っぱを丸めて作った笛は結構難しくて,なかなか鳴りませんでしたが,何人か上手に鳴らせた子はとてもうれしそうでした。あとは森のところで落ち葉やセミをとったり,すずしい噴水を眺めたりして,とても楽しそうにしていました。

7月5日(月)
今日は7月最初の
学校集会。表彰のあと,校長先生のお話で2さつの本の紹介がありました。元鳴鹿小学校愛育会会長で警察に勤務されていた北山賢一さんが書かれた本で,このほど本校に寄付してくださいました。一冊は「テング松と権助」という作品集で,北山さんが若いころから書かれていた短編を集めたものです。もう1冊は「風雪少年期」という本で,戦中戦後という激動の時代の鳴鹿小学校をふりかえって書かれたものです。たたきこまれた軍国精神,物や食料が不足していた時代,福井大震災の経験…などが生々しく記されています。特に高学年の人には,身近に戦争体験を知る上でぜひ一度読んでみてほしいと思います。

7月6日(火)
このところ30℃を超す気温の高い日が続いています。この暑さの中,18日(日)に霞の郷で行われる
町ボランティアまつりの参加に向けて,手話クラブとミュージッククラブが練習に励んでいます。ミュージッククラブが演奏する「さんぽ」などの曲に合わせ,手話クラブが歌詞を手話で示して振り付けを行っているものです。今後は2・3年生の合唱も合わせていくことになります。仕上がりが楽しみですね。
 →クラブ紹介「ミュージッククラブ」「手話クラブ」

7月7日(水)
今日から
鳴鹿っ子夏祭りの準備が全校で本格的にスタートしました。今年の夏祭りの名前(愛称)は「サマーキッズフェスティバル」めあては,全校に広げよう友だちの輪です。今日はたてわり班の教室に分かれて,それぞれの班の高学年の児童が計画したチャレランの内容が紹介されました。そして準備や当日の役割分担,チャレランコーナーを回るときのペア学年などを決めていきました。これから用具や賞品などの製作にかかっていきます。高学年の児童を中心にがんばっていってほしいです。
 さて今日は七夕です。日中も約35℃まで気温が上がり,うだるような一日でした。今夜の夜空はどうでしょうか。

7月8日(木)
今日の最高気温も35℃を超す暑さでした。2限目から2年生が
鳴鹿幼保園との交流に出かけました。まず幼保園の子と自分たちの名札をつくって,さっそく胸につけました。「なふだをつけてあげたので,とてもなかよくなりました」というのが子どもたちの感想です。そして「プカプカランド」という,ペットボトルやトレーを使った水にうかべるおもちゃを作りました。来週はそれをプールにうかべていっしょに遊びます。とても楽しみです。
 →学年紹介 2年生「名札&プカプカランドづくり」

7月9日(金)
連日35℃を超す毎日で,これから夏休みにかけてプールや海で泳いだり,外でスポーツをしたりする機会も多くなると思います。水難事故にあったり,熱射病で倒れたりすることが心配されますが,そのような事故から命を救うための
人工蘇生法(そせいほう)の学習会が行われました。学習会には5・6年生の児童全員と教職員が参加,丸岡消防署より3名の署員が来られ講習が行われました。救急車が来るまでに必要なことは,傷病者の気道の確保,人工呼吸(2回)と心臓マッサージ(15回)の繰り返しなどで,全員が実習を行いました。最初は口を付けることに抵抗を感じていた児童も,体験することで慣れることができました。これで,もしもの場合人を助ける自信がつき,命を救うことに役立つことができるのではないかと思います。

7月12日(月)
鳴鹿っ子夏祭りまであと2日。もう準備万端…とまではいきませんが,各班ともに順調に準備が進んでいるというところでしょう。業間の
児童集会では,各班からチャレランコーナーのコマーシャルがありました。HP上ではくわしい内容は本番のお楽しみとしたいところですが,それぞれの班の高学年児童からチャレランの種目や競技方法について,手本を示しながら説明していました。夏祭りに向けてますますムードが高まってきました。

7月13日(火)
明日はいよいよ鳴鹿っ子夏祭り。5限目にはその
前日準備が行われました。各教室では看板やかざりなどを取り付け,チャレラン競技に使う道具や賞品なども一応出そろいました。受付係や記録係などといったあらかじめ決められた役割分担で本番さながらにリハーサルを行いました。明日は無事本番を迎えられそうです。特に5・6年生の児童は,各班の準備だけではなく,開閉会式やスタンプラリーカード,プログラムなど全体に関わる準備もあり,連日遅くまでがんばっていました。本当にごくろうさまでした。明日の本番がいよいよ楽しみです。


7月14日(水)
今日はいよいよ
鳴鹿っ子夏祭り「サマーキッズフェスティバル」が行われました。「全校に広げよう友だちの輪」のめあてのもと,たてわりグループで用意したチャレンジランキングコーナーはどこも大にぎわいでした。「豆をつまめ早つまみバトル」「かんをおとせ!」「宝探し!」「スマートゴルフ」「ストップウォッチ止め」「紙飛行機とばし」の6つのコーナーが設けられ,記録に挑戦していました。鳴鹿幼保園の竹組さんも見学に訪れ,いっしょにチャレランを楽しんでいました。表彰式もそれぞれに工夫した賞品が渡され,とても楽しい半日を過ごすことができました。くわしくは後日行事紹介でアップデートいたします。
 →行事紹介「鳴鹿っ子夏祭り”サマーキッズフェスティバル”」

7月15日(木)
今日は、第3回目の鳴鹿幼保園との交流会。今回は、「まほろばプール」で、前回みんなで作ったプカプカランドを浮かべて遊びました。そのあと、教頭先生の指導により、水中輪っか探しや、人力渦巻きで遊びました。とても賑やかな楽しい時間でした。

7月16日(金)
 今日は午後から
保護者会が行われました。保護者の方々にはお忙しいところ来ていただき,一人一人に通知表「あゆみ」をお渡ししながら,この1学期間の成長をふり返りました。お家に帰られてからも,お子様の成長ぶりをよく認めてあげて,次への意欲付けに役立ててくださるとありがたいです。今学期も学校教育にご理解ご協力いただき,ありがとうございました。
 そして夕方18時30分より,愛育会役員・研修委員会により
プール滑り台設置作業が行われました。手間のかかる作業ですが,役員さんや研修委員会の方々,教職員によりとてもスムーズに作業を終えることができました。ご苦労様でした。そして試運転…写真のこの人は誰でしょう?   夏休みはもう目の前です!

7月18日(日) 12:00
 未明から福井県嶺北地方は
集中豪雨に見舞われ,美山町では午前5時からの6時までの1時間に87mmという猛烈な雨を観測しました。美山町や福井市の多くの世帯で避難勧告が出され,既に堤防の決壊や鉄橋の流失などの被害が発生しています。写真は,本HP管理者の自宅近くの足羽川です(11時ごろ)。自宅周辺も至る所で冠水しています。ここから約10km離れた鳴鹿地区ではこれほどの状況ではないのですが,石川県に抜ける国道が通行止めになっています。
 今日の午後からは「町ボランティアまつり2004」が行われ,手話・ミュージッククラブなどの児童による発表が行われます。祭りは予定通り実施されますが,管理者の自宅周辺が危険な状況にあるので,取材を他の先生方に依頼しました。
 →「鳴鹿っ子ダイアリー」7月24日号(災害復旧)

7月18日(日) 14:00
 本校HP管理者からの連絡を受け,「町ボランティアまつり2004」の取材に行ってきました。
 丸岡町は曇り空ではありましたが,予定どおり「町ボランティアまつり2004」が盛大に開催されました。会場となった丸岡町いきいきプラザ霞の郷では,各種団体からの模擬店や福祉コーナーも出店し多くの方々が来場されていました。
 本校は,福祉協力校としての参加です。会場の展示コーナーでは,これまでの「福祉教育」の一端を掲示物で紹介しました。また,ステージでは,手話・ミュージッククラブと歌声協力隊の児童31名による「おおきな歌」「さんぽ」の2曲を発表しました。これまでの練習の成果が発揮され,会場から盛大な拍手をいただきました。会場まで多くの保護者のみなさまがかけつけてくだり,ありがとうございました。
 →行事紹介「町ボランティアまつり2004」

7月19日(月)
 昨日の福井県嶺北地方における
集中豪雨は数十年ぶりの大きな水害となり各地に大きなつめあとを残しました。幸い鳴鹿地区では大きな被害は発生しなかったものの,福井市や美山町などでは,堤防が切れて4万世帯あまりが避難勧告となるなど,かなりの被害です。福井市にある本校HP管理者の自宅は浸水をまぬがれたものの,100m離れた地点では住宅地の道路が濁流(だくりゅう)となっていました。被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
 写真は昨日のダイアリーと同じ地点の写真です。これでもかなりの水量ですが,流木などがたくさん引っかかっています。昨日の写真を見れば,足羽川の濁流がいかにすさまじかったかが分かります。また堤防が決壊した福井市春日は,川の流れがちょうど直角に曲がる部分の外側にあたります。5年生の理科の単元に「流れる水のはたらき」がありますが,水の力のすごさを学習してください。

7月20日(火)
 今日は
第1学期終業式が行われました。福井市や美山町など「福井豪雨」の被災地域では終業式が中止になったり延期になったりということですが,本校では今日このように無事に終業式をむかえられて何よりです。校長先生からは夏休み中の事故に注意しましょうというお話がありました。特に自分たちの交通安全はもちろん,家族と車で出かけるときにもシートベルトをする,海では離岸流(りがんりゅう=沖に向かう流れで,泳いで陸にたどり着けなくなることがある)に注意しましょうとのことです。そのあと夏休みの生活のきまりやプール利用についての話がありました。
 終業式に続いて,18日に「町ボランティアまつり2004」で発表したミュージック・手話クラブと3年生の歌声協力隊による発表が行われました。本番さながらの発表で,当日霞の郷に見に行けなかった人も,すばらしい出来にみんな感心していました。
 明日からいよいよ夏休みです。夏休みの話題についてはこのダイアリーでも随時紹介していきます。またアップデートが遅れている行事紹介についても更新を進めていきますので,この夏休みも「鳴鹿小学校ホームページ」をよろしくお願いいたします。
 →行事紹介「第1学期終業式」