今年のサケの成育は,昨年とはちがい大変順調に育ってきています。今のところ死んでしまった仔魚は1匹も確認できていません。年末からふ化が順調に進み,3学期を迎えてたくさんの仔魚(しぎょ)が水そうの中を元気に泳ぎ回っています。昨年との比較では,水温が発眼卵から現在(1月8日)まで、比較的安定した水温で維持できたこと(水温9℃から10℃),また,昨年は仔魚の隠れ家としていただいた筒状の黒いネットを使っていたのですが,仔魚が頭を入れてしまいそのまま動けず死んでいたことの反省をいかし,永平寺川で実際にサケが産卵床として採取した小石を水そうに敷きました。小石はふ化した仔魚が底にかくれることになり,観察をするうえで困難になりましたが,かえってサケへのストレスが少なくなったのではないかと子どもたちと話をしています。 |