鳴鹿っ子ダイアリー  2009年3月A
学校生活の中でのできごとや,学校の風景点描など,小さな話題まで日記形式で紹介します。
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3月18日(水) 感動の卒業証書授与式,17名がめでたく卒業を迎えました
 まるで初夏を思わせるような陽気(最高気温は何と24℃)の下,平成20年度卒業証書授与式が,多数のご来賓ならびに保護者の方々のご列席を賜り挙行されました。卒業生17名が今日の天気に象徴されるような晴れの日を迎え,中学校生活への希望を胸に,6年間親しんだ母校を巣立ちました。ご卒業おめでとうございます。
 午前10時,ご来賓,保護者,在校生,教職員が待つ体育館に,卒業生が堂々と入場し,厳粛な式が始まりました。いよいよ卒業証書授与。担任の呼び出しを受け,校長先生から一人ひとりに卒業証書が手渡されました。「小学校の課程を卒業したことを証します」の18文字に卒業の意味をかみしめながら,大きな返事ときびきびとした動作,そして晴れやかな表情で卒業証書を受け取りました。
 校長先生からは「感謝の気持ちを忘れずに」「思いやりの心をもとう」「今やることに全力を尽くそう」の3つを心に留め,実行してほしいとのはなむけの言葉をいただきました。教育委員会はげましの言葉,来賓の方々の祝辞,来賓紹介,祝電披露と続き,愛育会から卒業祝品(辞書)が卒業生に授与されました。ここでも卒業生代表によるきびきびとした動作が見られました。卒業記念品目録贈呈では,卒業生代表が目録(展示用パネル)を読み上げ,在校生代表へ手渡されました。
 そして卒業式のハイライト,「別れの言葉」が始まりました。全員で「大空がむかえる朝」を歌い,在校生代表,そして卒業生一人ひとりの呼びかけが続きました。6年間の思い出の一言一言に思いを込めて,はきはきとした声で力強く呼びかけることができました。途中,在校生代表による呼びかけがあり,在校生の歌「またあう日まで さようなら」が歌われました。
 そして今年の卒業生による合唱は,「大切なもの」(山崎朋子作詞・作曲)。「がんばれ 負けないで そんな声が聞こえてくる ほんとに 強い気持ち やさしさを教えてくれた ・・・」「大切なものに 気づかないぼくがいた ひとりきりじゃないこと 君が教えてくれた 大切なものを・・・」 指揮者と伴奏者のほかにわずか15名の歌声でしたが,思い出深い卒業式をという強い結束のもと,美しく力強い歌声を響かせてくれました。担任も先生方も,保護者の方々も在校生も,そして卒業生もみんな感極まってしまいました。そして全校での「さよなら友よ」の歌と「さようなら」の言葉で,感動的な別れの言葉が締めくくられました。
 校歌斉唱,一同礼のあと,4・5年生のトーンチャイムやリコーダーによる「蛍の光」の演奏に合わせて,卒業生は式場を後にしました。感極まって涙ぐみながら式場を後にする卒業生,そして向かい合わせになったときにお互いに顔を合わせて微笑みかける卒業生。充実した卒業式ができたという,さわやかな気持ちがとても印象的でした。
 教室では最後の学活。まず祝品の辞書類,そして広報「愛育」や卒業アルバムなどが配られました。広報誌には「自分に捧げたい金メダル」という卒業生特集がカラー刷りされています。そして卒業アルバムには,1年生の入学時から今日までの写真がぎっしり織り込まれています。入学したての頃のあどけない顔から,4年生,5年生,6年生と,さまざまな記憶が蘇り,親も子も思わず見入ってしまいました。そして担任から一人ひとりに卒業証書が手渡され,卒業生も一人ひとりが親や先生方への感謝の言葉を述べました。そして最後に担任から,オバマ大統領の言葉を引用しながら最後の言葉が述べられました(後述)。
 全員での記念撮影のあと,いよいよ本当に学校をあとにする「見送り」の時間です。代表から先生方やお家の方への感謝の言葉が述べられたあと,卒業生がお世話になった先生方一人ひとりと握手と言葉を交わして,鳴鹿小学校を後にしました。
 話は再び担任の言葉へ。"Yes we can.""Change we can believe in." 今年の卒業生が頑張って成し遂げた功績は,素晴らしいものがあります。主立った功績を下にリンクをはっておきましたので,ふり返ってみてください。
 ・4年生の「合宿通学」・・・地域の人に支えられ,巫女の舞やアラレガコに直に見るなど,貴重な体験ができました。
 ・5年生の「リーダー研修会」・・・みんなで力を合わせてカヌーやカレー作り,ウォークラリーをしました。
 ・5年生の「バケツ稲づくり」・・・理科の知識を活用し条件を変えながら観察記録や世話を行いました。「全国農業協同組合連合会会長賞」を受賞し東京で表彰を受けました。
 ・6年生の「修学旅行」・・・CO2削減も意識し,公共交通機関を利用しての旅行。事前事後学習もまとめ,修学旅行ホームページコンクールでこれまた全国上位入賞を果たしました。
 ・6年生の「坂井市音楽会」・・・「地球の歌」で今年も鳴鹿小学校の素晴らしい歌声が響きました。
 ・6年生の「パワーアップデー」・・・地区体育祭中止を乗り越え,一日規模のミニ運動会を作り上げ,成功させました。
 ・6年生の「坂井市連合運動会」・・・女子リレー1位など,たった17人で他校を圧倒する多数の入賞を果たしました。
 ・6年生の「緑のカーテンづくり」・・・本格的な環境学習の取り組みで,本校のエコ改修・環境教育の礎を築いてくれました。環境教育といえば,「TOSHI来校」も忘れられない出来事。
 小学校生活の6年間でこれだけの素晴らしい体験ができたことは本当にまれなことだと思います。今はあまり気づかないかもしれませんが,卒業してより広い世界に飛び出すと,自分たちの功績がいかに素晴らしのかが分かる日がきっと来ると思います。私たちにもできるんだという自信と信念をもって,そして鳴鹿小学校の卒業生という誇りをもって。これからを生きて欲しいと思います。
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3月19日(木) 3年生のお楽しみ会
 昨日で6年生が卒業し,いつもより子どもの数が少ない校舎はやはり活気のない感じがします。在校生も新年度に向けて学習のまとめをしたり,教室の掃除をしたりといろいろと準備に取り組んでいます。
 3年生は,一年間学習や学校行事をがんばったごほうびとして
お楽しみ会を開きました。クラスの一人ひとりが係をもって,みんなに楽しい芸やクイズを披露してもらいました。
 初めの言葉の後,一番初めは「マジック」の発表です。ティッシュが耳を通り抜けたり,ガラスのコップが消えてなくなったり,頭の中で思い浮かべた数字をぴったりと言い当てたりという,驚きの技を見せてもらいました。
 続いてクイズを出してもらいました。何と,環境問題に関する問題で「温暖化の原因となる気体は何か?」「温暖化の影響といわれている現象は何か?」といった問題を3択で考えました。4年生からは環境問題についてまほろば学習で取り組むので,事前学習にはとてもよい問題だったかも…?
 その後,ビンゴや一年間を振り返るかわいいペープサートを行い,最後に3年生恒例の宝探しをしました。子どもたちが考えた問題に各班がチャレンジ。どうやら仕組みが簡単だったらしく,あっという間にゴールし,好きな景品(お菓子)を選んでいました。
 今回初めてみんなでアイディアを出し合って行ったお楽しみ会。とてもスムーズに進み,全員が充実した時間を過ごせたようです。残り少ない3年生としての時間を楽しく過ごせて,最後の思い出が作れました。
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3月23日(月) 教室移動,そして最後の自校給食
 今日は,1〜5年生の教室移動がありました。その前に各教室では,次に来る学年が気持ちよく過ごせるように大掃除を行いました。普段きれいにできない棚や黒板,ロッカーの中を拭いたり,持ち物の整とんをしたり・・・1年間お世話になった教室に感謝の気持ちを込めながら,しっかりお掃除をすることができました。
 また,クラスタイムでは,5年生が机やいすの移動を行ってくれました。これは,毎年5年生を中心に行っています。最高学年として最初に仕事です!キリッとした表情で次々と机や椅子を運んでくれてとても助かりました。
 そして,今日は
自校給食最後の日・・・来年度から始まる校舎改修の関係で,本校の給食室で調理する給食が,本日をもって終了することとなりました。今日の献立は,ごはん,回鍋肉(ホイコウロウ),揚げ春巻き,わかめのピリ辛スープ,シュークリームでした。3〜4限目になると,給食を調理するいい匂いが教室まで漂い,給食の時間が待ち遠しくなったものですが,これも今日でお別れです。今日の給食は,これまで給食を作ってくださった調理師の先生方に感謝し,思い出をかみしめがら給食を味わいました。
 さあ,いよいよ明日は修了式です。次への進級に期待を込めながら,1年間の学習,生活の振り返りをしましょう。
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3月24日(火) 修了式,進級おめでとうございます/松川先生の離任式
 今日は平成20年度修了式が行われ,1〜5年生の在校生123名全員が各学年の課程を修了しました。4月からは一学年ずつ進級することになります。進級おめでとうございます。8時30分から始まった修了式は,1年生から”最高学年”の5年生までが気を引き締めて体育館に整列しました。
 校長先生からは,「すすんで学ぶ子」「思いやりのある子」「たくましい子」の「めざす児童像」をもとに,一年間のがんばりを振り返るお話や,春休みに向けた心構えについてのお話がありました。今日は通知表「あゆみ」もお渡ししましたので,通知表を自分でふり返りながら,この一年間がんばったことを認め,足りなかったと思うことはしっかり復習して下さい。春休みは,「次の学年へ進級するための準備期間」でもあります。宿題はあまりないかもしれませんが,新しい学年に向けて自ら進んで学習をしたり,お家で進んでお手伝いをしてほしいと思います。生活面でも,夏休みや冬休みと同じく規則正しい生活を心掛けるとともに,屋外では交通事故や用水路の通水,不審者などに気をつけて過ごしてほしいと思います。また全国的に火災が相次いで発生していますので,火遊びをしないようにすることや,また最近ローラーシューズの事故も相次いでいますので,ショッピングセンターなどでローラーシューズをはかないことなど,新たに気をつけてほしいこともあります。
 修了式の後,7月より9ヶ月間,3年生担任を務めた松川先生の離任式が行われました。本来の離任式は27日ですが,松川先生は来年度より新採用教諭となる関係上,本日先立っての離任式となりました。松川先生からは「教師になる夢を実現できた鳴鹿小学校が最高の思い出です。みなさんも夢をもってがんばってください。」との言葉が述べられ,児童代表からは「給食委員会でお世話になりました。ありがとうございました。」との言葉が述べられました。3年生の学級では感謝のメッセージが松川先生に贈られ,別れを惜しんでいました。
 今日はそのほか地区子ども会などが行われ,11時には集団下校で3学期を終えました。下校の際は,松川先生への最後のお礼を込めて,最高の元気なあいさつができました。短い春休みですが,健康で有意義な生活を送るようにしましょう。
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3月27日(金) 離任式〜4名(6名)の先生方とのお別れ
 今日は離任式です。長い間教え導いてくださった4人の先生とお別れしなければなりません。この度の定期異動により,6名が転任および退職することになりました。今日はそのうち,下記の4名の離任式が行われました。
   ・
校 長   能 美  進     在職期間 H18.4.1〜H21.3.31  あわら市芦原中学校へ
       …算数や道徳教育,環境教育や学校エコ改修事業などでご活躍されました。
   ・
教 諭   宮 川 誠 二    在職期間 H15.4.1〜H21.3.31  丸岡南中学校へ
       …5,6年生担任(今年は6年生)として,児童会活動,ホームページ等でご活躍されました
   ・
調理員   角 川 ちえ子   在職期間 H16.4.1〜H21.3.31  長畝小学校へ
       …鳴鹿小の調理員として,5年間ご活躍されました。
   ・
調理員   中 川 博 美    在職期間 H18.4.1〜H21.3.31  高椋小学校へ
       …鳴鹿小の調理員として,3年間ご活躍されました。
  ※このほか,下記の2名が退職,転出となりました。
   ・教 諭   前 畠 孝 子  退職
   ・講 師   松 川 美 穂  教諭新採用(武生第一中学校へ)

 離任式には在校生のほか,宮川先生が担任でこの春卒業した卒業生も駆けつけました。教頭先生から離任者の紹介があったあと,離任者一人ひとりよりお言葉をいただきました。子どもたちとともにがんばったことや,子どもたちの成長ぶりなど数々の思い出が語られました。在校生代表の5年生から「お礼の言葉」が読み上げられ,さらに5年生から一人ひとり花束が贈呈されました。代表者から,お世話になったことや苦労をかけたことなどの思い出が語られると,みんな目頭が熱くなり,とても感動的なムードでした。先生方への感謝とお別れの気持ちを込めて声高らかに校歌が斉唱され,最後は盛大な拍手で先生方をお見送りしました。
 式のあとも,宮川先生は卒業生が集まった図書室で,最後の学活が行われ,それぞれこれからも頑張ってほしいとのお話をいただきました。
 異動される先生方には,今後もお元気で活躍されますことを祈念します。また,保護者や地域の皆様には,これまで賜りましたご支援,ご協力に対し,心から厚く感謝申し上げます。
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3月30日(月) 桜が開花しました
 学校の桜(ソメイヨシノ)が開花しました。福井地方気象台によると,今年のソメイヨシノの開花は3月26日と,過去最も早い記録(99年と02年)に並んだそうですが,この日は寒気が入り,朝から雪が降り積もった一日でした。今日は快晴の一日で,最高気温(福井)は11.7℃まで上がる温かい一日になりました。すっかり春らしい装いになった鳴鹿小学校の風景をご覧下さい。
 さて当ホームページですが,6年前の開設以来携わってきた主担当者が,このたびの異動で転出することになりました。6年間,おかげさまで児童や保護者,地域の皆様など多くの方々から好評をいただき,また「J−KIDS大賞」6年連続福井県代表(うち2004年は全国ベスト8)などの評価もいただきました。永らくの間,本当にありがとうございました。4月からは新しい担当者のもと,更新に努めてまいりますので,今後とも変わらぬご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。
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