5年生環境学習(まほろば学習=総合的な学習の時間)
「お米作りで考えよう 鳴鹿の環境」
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「バケツ稲を育てよう」1学期その2(6〜7月)
 2年前の5年生もバケツ稲づくりに挑戦しましたが,当時は一律同じような条件で育ててみたのに対して,今年の取り組みでは,さまざまな条件を変えて試行錯誤するところにあります。前ページでも既に,用いた土などに変化が見られましたが,さらにいくつもの条件について,より成長に有利になる方法をそれぞれ考えてみました。理科の単元「植物の発芽と成長」で学んだ「日光」「水」「肥料」の諸条件はもちろんのこと,風通しの条件,水の便など世話の手間の問題や,鳥や虫の害や人間のいたずら(!?)を防ぐなどの影響を総合的に考え,実践していきました。
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6月上旬 バケツ稲の置き場所を考えよう
 理科の「植物の発芽と成長」では,植物が成長するのに欠かせない条件として,「日光」「水」「肥料」が必要であることを学びました。バケツ稲を育てるにあたって,教室横のベランダもいいのですが(世話をするには確かに便利),日当たりの良さや水の便,そのほか風通しなどの条件,さらには鳥や人間(!?)の害にさらされないような最適の場所を考えてみましょう。
6月12日,バケツ稲の置き場所はどこがよいのか。各自がワークシートに書いてきた案をもとに,さらに考えました。 友達の意見でよいと思ったことには黄ふせんを,改善した方がいいと思ったことには赤ふせんでアドバイスを送りました。
ワークシートの一例です。良い点,改善点とも積極的に意見を出し合いました。 翌日,いよいよそれぞれが考えた場所へ移動。初の大がかりな移動で,土や水の入ったバケツは2人がかりでも大変重たいです。
やはり人気の場所は,保健室前あたり。2年前の5年生もここでバケツ稲を育てていました。確かに水道も近く,世話に便利です。 次に人気は,国旗掲揚塔の近くでした。少し校舎から離れている分日当たりは良さそうですが,水道からは少々遠いのが難点か…
学級園あたりならば,日光をさえぎる校舎からも離れ,水も近くにあり,風通しも良さそう。ただ世話が大変かも… 6月13日現在の観察記録。順調に育っている様子がうかがえますが,容器の大小による差が少しずつ見えてきました。
6月下旬 いよいよ中干しへ
 バケツ稲がある程度成長すると,数日間中干しを行います。中干しは土中に十分な酸素を送りこむとともに,根を伸ばす役割があります。
6月27日の稲の様子。背丈が約30〜40cmほどに伸びました。いよいよ中干しの時期です。 ここでも定期的な観察と写真記録は欠かせません。ていねいにスケッチをします。
この頃になると,どのバケツにもユスリカの幼虫(赤虫)が発生しています。稲への影響は内容ですが,みんな気持ち悪がって… 水を静かに抜いて中干しを始めます。しかし梅雨入りしたこの時期,雨で再び水がたまり,難儀することしばし。
6月下旬 バケツ稲”こだわりのポイント”
 バケツ稲をみんな同じような条件で育てていてもおもしろくありません。ここはそれぞれが”こだわりのポイント”を編み出して実践してみましょう。ひょっとして何か変化が見られるでしょうか?
例えば水を変えてみました。井戸の水,ビオトープの水,近所の田んぼの水… もちろんそれぞれに選んだ理由があります。 水とはいっても何が違うのか。水を調べる基本はパックテストから。何か手がかりが見えてくるのでしょうか。
そのほか肥料になるものを探してきたり,栄養分になるかもしれないと,お茶や米のとぎ汁を用意してみたり・・・ しばらく与えてみて様子を見てみました。 これは米のとぎ汁をパックテストで測定しているところ。米のとぎ汁を有効利用すれば,肥料になるだけでなく環境保護にも役立つといわれていますが…
こちらはお茶をPHメーターで測定しているところです。これも果たして効果が現れるのでしょうか? ワークシートの一例です。調べた結果から今後どんなことが予想されるか…
6月27日現在の観察記録です。いよいよ虫が気になってきている様子です。 7月6日現在の写真です。中干しは土が少しひび入るくらいに進みました。そして再び水を張ります。
7月中旬 1学期最後の観察
 バケツ稲はますます青く大きく成長しましたが,もうすぐ夏休みです。ここまでの成長を観察し,これから夏休み中の各家庭での世話につなげていきます。日当たり,水の与え方,バケツの大きさ,そして”こだわりのポイント”など条件の違いによる成長差が少しずつ明らかになっていきました。
7月18日現在の稲の様子です。台風の影響を心配してバケツを集めたのですが,成長差を読み取ることができます。 水を抜いているのは中干しではなく,お家の人に持って帰ってもらうためです。夏休み中は各家庭での世話となります。
7月19日,まほろばファームの観察も1学期としては最後となりました。ここも青々と成長しています。 ”自分の稲”の成長の様子を測定しています。こちらはコシヒカリなので,バケツ稲よりも一足早く成長しています。
1学期末の観察記録の一部を紹介します。大小の容器による育ちの差がはっきりと表れてきました。
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