5年生環境学習(まほろば学習=総合的な学習の時間)
「お米作りで考えよう 鳴鹿の環境」
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「収穫感謝祭で鳴鹿の自然を味わおう」2学期その2(11月A〜12月)
 まほろば学習「お米づくりで考えよう鳴鹿の環境」の集大成として,バケツ稲づくりで収穫したお米などを使っての「収穫感謝祭」を行いました。収穫されたバケツ稲は全部で約350グラム。あまり多くはありませんが,それを手作業で精米した上で,おにぎりで食することになりました。もちろんそれだけでは寂しいので,鳴鹿の郷土や自然にこだわったお米料理もいっしょにつくろうということになりました。まほろば学習の中で,どんな料理を作るか,そしてどんな収穫感謝祭にするか,計画や練り合いを進めてきました。
 家庭科「作っておいしく食べよう(ごはんとみそしる)」とも関連づけ,子どもたちが丹精こめて育て上げたお米を味わうことで,自分たちの力で米づくりを行ったことへの達成感を味わうとともに,鳴鹿の地で育った恵みに感謝し,鳴鹿の環境を守っていこうと考える礎になればと思います。
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11月下旬 ”収穫感謝祭”に向けて
 収穫したお米を使って,いよいよ収穫感謝祭を行います。まず自分たちで頑張って作った”貴重な”バケツ稲の米をどのようにして味わうかを考えました。また,それだけではやや寂しいので,鳴鹿地区の自然の恵みを最大限に味わえるお米料理ができないかを考えました。5つの”プロジェクトチーム”に分かれて,それぞれの料理プランを企画し,その料理がよりよいものになるように,お互いのプランのよいところや問題点を見つけたり,新たな提案を出したりしてプランを練り上げるていきました。
いよいよ収穫感謝祭にむけてプロジェクトが始動しました。「おにぎりにしてお米の味わいたい」「4年生の合宿通学の時に作った『葉っぱずし』のようにできないか」などの意見が上がりました。 ”プロジェクトチーム”は5つできました。「バケツ稲」「鳴鹿産コシヒカリ」「古代米」「葉っぱずし」「ぼたもち」に分かれてプランづくりを進めました。
11月29日,各班の計画を発表し,よりよい計画案にするために意見交換しながらプランを練り合いました(校内研究授業)。 お互いのプランを聞いて,よいところや問題点を見つけたり,新たな提案を出したりしました。付箋紙にアドバイスを書いていきます。
理由までしっかり書いた付箋紙を,それぞれのチームの発表資料に貼っていきます。中には,このままでは難しいのではという意見もあったようです。 付箋紙に書かれた意見を読んで,計画を練り直していきます。青はよい意見,赤は問題点,そして黄は新たな提案や情報です。結構参考になったようです。
12月6日 いよいよ収穫感謝祭
 ついにこの日を迎えました。今回作ったのは,バケツ稲の米を使ったおにぎりのほか,地元鳴鹿地区で獲れたコシヒカリを使ったおにぎり,古代米(黒米・赤米)を使ったおにぎり,葉っぱずし,ぼたもち(ただし正確には,秋に作るのを”おはぎ”というそうです)です。古代米は越の大王祭献上米として上久米田地区で作られていますし(ただし今回はそれとは別の古代米です),アブラギリを使った葉っぱずしや九頭竜川流域でよく作られています。さらに水も地元のわき水(小和清水)を使ってみるなどこだわってみました。葉っぱずしは昨年の合宿通学で作った経験があるとはいえ,自分たちで作るには難しく,さらに時期外れのアブラギリの葉をどう確保するか,ますの押し寿司は難しいのでどうするかなどの課題がありました。そこでおばあちゃん方に来ていただき,ぼたもち作りとともに指導を仰ぐこととなりました。
手作業での精米後のバケツ稲のお米です。まだ玄米のように見えますが,現在のように機械精米が行われる前は,これが普通だったそうです。本当の白米は殿様ぐらいしか食べられなかったとか。 ごはんを炊くのは,家庭科の調理実習と同様にキャセロールを使いました(量の多い葉っぱずしやぼたもちは炊飯器で)。前回も上手にご飯を炊いたので,今回も大丈夫でしょう。
一度体験しているだけに,今回もきれいにおいしそうに炊けました。さっそく次の工程に移ります。 ここは古代米おにぎりのチームです。なるほど,ほとんど赤飯そっくりに炊きあがりました。
ぼたもち(おはぎ)づくりは,おばあちゃんの指導を仰ぎました。ぼたもちのあんこも,おばあちゃん方が用意してくださったものを使わせていただきました。ぼたもちはあんこ,きなこ,ごまの3種類を用意しました。 同じく,”葉っぱずし”風おにぎりもおばあちゃんの指導をいただきました。その日に食べるという前提でますずしではなく,ひじきごはんを葉に包みました。そして時期外れながらも,アブラギリの葉をたくさん用意してくださいました。
こちらは「鳴鹿産」コシヒカリのご飯です。こちらもきれいに炊きあがりました。食べ比べ用のおにぎりを作ります。 おにぎりはもとのお米の量が少なめなので,20〜40gの試食程度の大きさです。
葉っぱずしとぼたもちは,おばあちゃん方のご指導のおかげで,本格的な見事なものに仕上がりました。本当にありがとうございました。 すべての料理が出そろったところで,みんなで食事会を行いました。作ったメンバーが工夫点を発表してから試食を行いました。
手すきの先生方にも来ていただき,料理を味わいました。香り豊かな葉っぱずし,やわらかく絶品の甘さのぼたもちは,さすがに大好評でした。 そしてバケツ稲の米,コシヒカリ,古代米…小さいおにぎりながらも味わうほどに玄米の甘みが出て,とてもおいしかったです。バケツ稲づくり半年あまりの”苦労”が報われたようです。
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