6年生環境学習(まほろば学習=総合的な学習の時間)
「鳴鹿エコロジー作戦」緑のカーテンを育てよう
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緑のカーテンの効果を確かめよう
 残暑厳しい2学期の9月。「緑のカーテン」が最も本領を発揮する時期であるはずです。しかしながら,「緑のカーテン」は,当初目論んでいた2階教室までの成長には残念ながら達しない見込みになりました。成長の問題は今後の課題として,とにかく「緑のカーテン」の効果がどれほどなのか,現状のまま残暑厳しい9月に測定してみました。
9月 「緑のカーテン」の効果を確かめよう
 連日30℃を超える残暑が続く9月。厳しい残暑の中で「緑のカーテン」がどれほどの効果を発揮するのかを確かめたいところです。しかしながら成長は,2階までにははるか及ばず,やむを得ず1階(地上)での調査ということになりました。
9月1日,新学期に合わせるように,リュウキュウアサガオが青紫色の美しい花を咲かせ始めました。 まだまだ暑い2学期が始まりました。でもこの段階ではまだご覧の大きさ。残念ながら2階の教室には達しておりません。
とりあえず,それぞれの植物がどの高さまで成長しているのかを調べてみることにしました。 リュウキュウアサガオが4.8m,ゴーヤが3m強。アサガオはもう少しで2階まで届きそうですが,ゴーヤは無理のようです。
一方,ヘチマは最大高さ5.75mにまで成長していました。5年生教室のベランダに顔をのぞかせていますが,葉の広がりは今ひとつ。
暑い日差しが照りつける9月8日,効果を確かめるべく本格的な測定を開始しました。主な項目は気温,照度,風通しなどです。 環境メーターを使って,一斉に風通しを測定ている様子です。
ゴーヤの下で。高さはあっても葉の広がりがなく,日光がほとんどそのまま通り抜けています。これでは暑い! 背丈は低いですが,葉が密にしげっているゴーヤの下が一番涼しいようです。リュウキュウアサガオも涼しさは十分。
9月11日,今度は一日通しでの気温測定を行いました。植物ごとにカーテンの表裏の位置などに温度計を設置します。 温度計は計8箇所。カーテンがない位置にも温度計を置いて,気温変化を調べました。
およそ1時間ごとに測定したデータをグラフ化。カーテンの外側やカーテンがない位置は総じて気温が高く,カーテンの内側は,気温上昇が抑えられているのとがわかります。
9月下旬 ゴーヤで料理を作ろう
 折角「緑のカーテン」を作るので,何か楽しみを見つけよう,ということで,ゴーヤを活用した調理実習を行いました。ゴーヤの盛りは9月中旬くらいまで。パワーアップデーなどの行事の関係で,調理実習は9月25日頃に行ったので,ゴーヤは9月中旬ごろに収穫し,種を取って新聞紙に包んで冷蔵保存したものを使いました(この方法で1週間程度は保存できるそうです)。料理はインターネットを参考に,各班ごとに5種類の料理が生まれることになりました。事前の試食では”不評”だったあの苦いゴーヤが,果たしてどんなおいしい料理に化けるのでしょうか。
「ゴーヤとチーズのスパニッシュオムレツ」「ベーコンとゴーヤの炒め物(カレー風味)」「ゴーヤポテト」,そしてデザート系の「ゴーヤムース」「完熟ゴーヤのプリン」の5種類(5班)の料理を作りました。ゴーヤはニガウリというように苦みに特徴があり,栄養価はそのものに例えばピーマンが苦手なような人でも食べられるようなゴーヤ料理ができないかと考えました。しかし,写真のように出来上がった料理を食べてみて,これがなかなか絶品!ゴーヤの風味を残しつつ,工夫次第でこんなにおいしくなるものだと思いました。クラスでの”料理コンテスト”を行ったのですが,これも優劣つけがたいほど上手でした。
9月中旬頃のゴーヤの様子です。小振りですが,たくさんの実をつけています。 収穫できたゴーヤの実は,大きいもので15〜20cm程度。まずまずの大きさです。
ゴーヤを刻んで料理開始。そのままでは苦くて不評なゴーヤが,どのように化けるのでしょうか。 ゴーヤはニガウリというように苦みに特徴があり,栄養価は十分にあります。栄養価はそのままに,おいしいゴーヤ料理ができるのでしょうか。
実が熟したゴーヤの実も材料にします。栄養価は青いゴーヤよりも落ちますが,甘みがありそうです。 料理は主に炒め物。ベーコンや卵などを用いて,”お子様”でも食べられる料理になることを期待します。
実はどの班が最もおいしい料理を作ることができるのか,”料理コンテスト”を行っています。班ごとにどんな工夫が見られるのでしょうか。 「ゴーヤとチーズのスパニッシュオムレツ」「ベーコンとゴーヤの炒め物(カレー風味)」「ゴーヤポテト」。ゴーヤの苦みが抑えられているかがポイントです。
デザート系料理は,「ゴーヤムース」と「完熟ゴーヤのプリン」。何も言わなかったら,ゴーヤが入っているとは気がつきにくいでしょう。これほどにまで化けました。 5種類の料理を試食しました。どれもなかなかの出来栄えで,コンテストで優劣をつけるのが難しくなってしまいました。どれも1位を差し上げましょう!
10月〜11月 「緑のカーテン」その後
 10月になると涼しい日が多くなりますが,陽ざしがしだいに低くなるので,遮光を考えるとまだまだ緑のカーテンに効果が求められるはずです。成長もほぼ止まり,リュウキュウアサガオは美しい花を咲かせ続けているものの,ゴーヤは一足早く枯れてしまいました。今年は台風の影響もなく,無事に務めを果たした緑のカーテンは,11月26日に名残惜しくも撤去されました。
10月のリュウキュウアサガオ。葉は少し黄色くなりつつありますが,青紫の花がたくさん咲いています。 水やりは6年生が当番制で行っています。左側に見えるゴーヤは,もう枯れかかっています。植物の”寿命”も緑のカーテン選定に当たって考慮すべきポイントかもしれません。
リュウキュウアサガオの最大高さは,結局6年生教室のベランダに少し顔をのぞかせる程度でした。来年度以降の課題です。 11月26日,大切に育ててきた「緑のカーテン」を,名残惜しくも撤去する日です。
台風の影響もなく,無事に務めを果たしたネットが降ろされます。 ネットに張り付いた茎や葉を取り除き,片付けられます。校舎改修後に再び実践されてほしいものです。
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