鳴鹿水族館 サケの飼育・観察 平成18年度
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活動報告(かつどうほうこく)→ 11月 12月 1月 2月 3月
観察記録(かんさつきろく) → 12月 1月 2月 3月
ビデオ(動画wmpファイル) → 人工授精 ふ化
研究発表「鳴鹿まほろば物語〜サケ生い立ちの記〜」
(2007年3月6日「6年生を送る会」で発表)
活動報告 11月
 鳴鹿小学校では,毎年「サケのふ化と稚魚の飼育」にチャレンジしています。今年で3年目の体験活動になります。この取り組みは,地域の九頭竜川資料館「わくわくRiver CAN」との連携と協力によって取り組んでいます。3月上旬の九頭竜川放流まで,サケの成長を子どもたちと観察していきたいと思います。
 
今年は,総合的な学習の時間(まほろば学習)の環境学習として,6年生が科学工作クラブとともに取り組んでいきます。「よみがえれ! 鳴鹿の自然」をテーマに,今年もサケの捕獲・受精から取り組むことにしました。このページでは,サケの飼育活動の様子をお知らせしていきます。
 九頭竜川資料館近くの永平寺川でサケの遡上が始まったとのお知らせを受け,11月2日(木),4〜6年生が九頭竜川資料館に校外学習へ出かけ,人工授精体験と現地観察を行いました。
 
→九頭竜川資料館ホームページ
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11月2日(木) 場所:九頭竜川資料館 
◆サケの人工授精にチャレンジ
 鳴鹿小学校では今年も,九頭竜川資料館(わくわくRiver Can)のご協力を得て,6年生「まほろば学習」や科学工作クラブを中心にサケ稚魚の飼育に取り組みます。先月下旬から鳴鹿大堰近くの永平寺川でサケの遡上が始まり,今日は九頭竜川資料館でサケの人工授精体験をさせていただくことになりました。
 今日も天気は申し分無しの校外学習日和。しかし昨日の科学クラブ・マルチメディアクラブ合同の現地調査では,川の水量が少なく,このままでは肝心のサケが全く遡上しないのではないかと心配でした。しかし今朝,サケを捕獲したとの報を頂きほっと一安心。4〜6年生の児童は期待を胸に九頭竜川資料館に向かいました。
 資料館に着くと,今朝捕獲されたばかりのメス2匹とオス1匹のサケを見せてくださいました。早速職員の方の手でメスの腹を割き,ここからは6年生の子どもたちにも手伝ってもらいながら作業を進めて行きました。鮮やかなオレンジ色の卵を取り出し,洗浄した卵にオスの精子をかけて攪拌(かくはん)しました。再び洗浄した後,光を遮断した水槽に入れられ,発眼卵になるまで約40日間ここで育てられます。
人工授精の様子をビデオで紹介します。
        ※マルチメディアクラブ制作
◆永平寺川の現地調査
 人工授精体験を終えて,サケに関するビデオを視聴した後,永平寺川へ現地調査に出かけました。昨日の様子から,今日は川の様子の観察だけ・・・と思っていたら,何と1匹のメスを発見!かなり力尽きながらも果敢に遡上に挑むサケに,子どもたちから「がんばれ!がんばれ!」の声がわき起こりました。また館長さんの案内で,茂みの中に作られた産卵礁も確認することができました。
 なおこの校外学習では,4年生は社会科の郷土学習として,旧鳴鹿大堰建設に尽力した酒井利雄氏の銅像見学を,5年生は理科「流れる水のはたらき」の川の流れや蛇行,石の様子の観察を併せて行いました。また人工授精体験の様子を,NHK福井,福井テレビ,こしの国ケーブルテレビ(永平寺町・旧美山町で視聴可能)のテレビ3社による取材を受けました。NHKは今日夕方のニュースで放送され,福井テレビは来年2月の「福井っ子はいま」で特集される予定です。
 →「九頭竜川資料館(わくわくRiver Can)」ホームページ